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KDDI研究所は、腕を振る動作を加速度センサーで検知し、登録したパターンと比較する動作認識技術を開発し、加速度センサー搭載型の携帯電話を使って本人認証する「腕振り認証システム」を実現した。
今回発表された動作認識技術は、同研究所と東京工業大学の羽鳥好律研究室が開発したもの。発表によれば、腕を振る際には、腕の長さや筋肉の付き方による特徴のほか、握り方や癖など、本人だけの特徴が反映される。検証の結果、腕を振る動作は、本人であれば再現しやすい一方、パターンを他人に見られたとしても再現されにくい特徴という。
「腕振り認証システム」は、腕を振るというシンプルな動作で認証を行うもの。指紋や顔写真はコピーされると再利用できないが、腕振り動作が他人にコピーされたとしても、新たなパターンを再登録すれば良いという点もメリットの1つとなっている。時間とともに変化するという点については、最新の動作パターンを反映させ、登録済データを更新する機能を設けている。
応用例として、ケータイを自分だけのパターンで振って、プライベートフォルダをロック・ロック解除したり、決めたパターンで腕を振ってメールなどアプリを起動するといった操作インターフェイスへの利用が想定されている。
■ URL
ニュースリリース
http://www.kddilabs.jp/press/detail_117.html
(関口 聖)
2009/04/10 15:59
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ケータイWatch編集部 k-tai@impress.co.jp
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