電気通信事業者協会(TCA)は、2009年3月末時点の携帯電話・PHSの契約数を公表した。
携帯電話の契約数では、NTTドコモが27万8200件、auが22万3100件、ソフトバンクモバイルが38万1700件、イー・モバイルが12万1900件の純増となった。
各社が明らかにしたMNPの利用件数を見ると、NTTドコモは3万9100件のマイナスとなる一方、auが前月に続き5600件のプラスを記録した。またソフトバンクは3万3400件のプラス。イー・モバイルは差し引き0件となった。なお、NTTドコモの2in1は1100件(累計45万9300件)、ソフトバンクモバイルのダブルナンバーは2700件(累計1万5400件)。
第3世代携帯電話の純増数は、ドコモが75万1200件、auが23万6000件、ソフトバンクモバイルが62万9800件となった。またインターネット接続サービスは、iモードが23万2700件、EZwebが21万3000件、Yahoo!ケータイが27万2400件、EMnetが1300件の純増を記録した。
PHSでは、ウィルコムは前月に続いて6100件の純増となった。累計契約数は456万3400件。
今回の契約数発表により、2008年度を通した増減も明らかになった。2008年度の携帯・PHS契約数は471万200件の純増となった。携帯電話の契約純増数は476万2100件で、PHSは5万1900件の純減。累計で見ると、携帯電話は1億748万6600件、PHSは456万3400件で、あわせて1億1205万件となった。純増数が500万件を切るのは2004年度以来のこと。TCAが示した1995年度以降のデータを見ると、純増数が最も少なかったのは2004年度の446万8300台で、2008年度の純増数はそれに次ぐ少なさとなっている。
なお、UQコミュニケーションズの契約数は9月末分から四半期ごとに公表される。
【携帯電話:各グループごとの加入者数および総計】
事業者 |
純増数 |
累計 |
NTTドコモ |
278,200 |
54,600,700 |
KDDI |
223,100 |
30,842,800 |
ソフトバンク |
381,700 |
20,632,900 |
イー・モバイル |
121,900 |
1,410,200 |
総計 |
1,004,900 |
107,486,600 |
【第3世代携帯電話:各グループごとの加入者数および総計】
事業者 |
純増数 |
累計 |
NTTドコモ |
751,200 |
49,040,300 |
au |
236,000 |
30,527,200 |
ソフトバンク |
629,800 |
18,653,600 |
イー・モバイル |
121,900 |
1,410,200 |
総計 |
1,738,900 |
99,631,300 |
【携帯電話:インターネット接続サービス契約数】
事業者 |
純増数 |
累計 |
iモード |
232,700 |
48,474,100 |
EZweb |
213,000 |
26,190,300 |
Yahoo!ケータイ |
272,400 |
16,464,900 |
EMnet |
1,300 |
55,400 |
総計 |
719,400 |
91,184,700 |
【PHS:各グループごとの加入者数および総計】
事業者 |
純増数 |
累計 |
ウィルコム |
6,100 |
4,563,400 |
総計 |
6,100 |
4,563,400 |
■ URL
ニュースリリース
http://www.tca.or.jp/database/2009/03/
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・ 2月の携帯・PHS契約数、KDDIがMNPでプラスに転じる
(関口 聖)
2009/04/07 15:44
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