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ソフトバンクホークス激励会開催、選手全員にiPhone 3Gを贈呈

挨拶する孫氏
 ソフトバンクは10日、東京・汐留のソフトバンク本社において「めざせ世界一! 福岡ソフトバンクホークス激励会」を開催した。iPhone 3G贈呈式や社員代表によるエール、花束贈呈などが行われた。

 会場には秋山幸二新監督をはじめとして、当日の東京ヤクルト戦に出場した選手やコーチらがユニホーム姿で登場。集まった約500名のソフトバンク本社従業員が黄色いタオルを振りながら拍手と声援を送った。


ホークスの新兵器はiPhone!?

選手向けのiPhone 3Gを手にする孫氏

選手に動画を見せる孫氏
 冒頭、2009年シーズン開幕に向けて孫正義オーナーが挨拶し、「側面からの支援」として、選手を怪我から守るため、ヤフードームの人工芝を最先端の科学技術を使ったものにすること、選手全員にiPhone 3Gを配ることの2点を約束。会場の選手にはその場でiPhone 3Gが手渡された。

 iPhone 3G配布のきっかけは、北京五輪で銀メダルを獲得したフェンシングの太田雄貴選手に端を発する。iPod touchに対戦相手の動画を入れて研究していたというエピソードを聞いた孫氏が「これだ!」と思ったことが、iPhone 3Gを“新兵器”として配るアイデアに結びついたという。

 孫氏は「選手のみなさんの過去の試合の動画が見られるし、対戦相手の情報も動画で入っている。バスや飛行機での移動最中でも、相手のピッチャーや打者のクセ、自分自身のよかったときのフォームをもう一度目で見て刺激して思い出していただける。それで選手のみなさんの勝率が少しでも上がれば」と説明。

 さらにその結果にも思いをはせ、「チームの成績が良くなった理由が“iPhoneのおかげだね”となると、当然我が社のiPhone 3Gの売り上げも伸びる。これはまさにWin-Winだということになるわけですね」と述べて笑いを誘い、最後は「がんばれホークス!」と締めくくった。

 秋山幸二監督も「最後まで戦い抜く」と挨拶し、「iPhone、活用させていただきます!」と力強く宣言。選手を代表して孫氏から直接iPhone 3Gを贈呈された選手会長の斉藤和巳投手も「過去の悔しい気持ちは忘れないが、今年は新しい気持ちで秋山新監督のもとスタートする。iPhoneに負けないくらい今年1年がんばりたい」と語り、盛大な拍手を送られていた。


「シーズンでは頂点をとるべく、一戦一戦を大事にし、勝ちにこだわって最後まで戦い抜きます」と挨拶する秋山監督 選手会長の斉藤投手にiPhone 3Gを贈呈

iPhone 3Gを片手に取材を受ける秋山監督

 なお、配布されるiPhone 3Gは球団仕様にカスタマイズされ、4月3日のシーズン開幕時から随時稼働する。専用のサーバーが用意され、アプリケーションはWi-Fiまたは3Gのパケット通信で更新する。

 現在のカスタマイズ内容は、昨年の試合を選手別に分け、野手や打席の映像、投手ならは全投球が見られる程度だという。それらを実際に選手に見せて意見を求め、実装できるものから随時対応していく予定。すでに2画面同時再生はできないのかといった要望や、配球や球種ごとに見たいという要望もあるという。

 会場のスタッフは「これまではDVDを宿舎でチェックしていたが、iPhone 3Gを使って移動中にもできるようにする。iPhone 3Gで何もかも終わらせようというわけではなく、もちろん従来通りDVDも活用するが、移動時や食事中にちょっと見たいというときにはかなり役に立つと思う」と自信を見せていた。

■ フォトギャラリー



URL
  ソフトバンク
  http://www.softbank.co.jp/

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(すずまり)
2009/03/11 11:51


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