ソフトバンクモバイルは、パソコン向けのモバイルデータ通信サービスを3月6日より提供する。2つの料金プランが新設されるほか、両プランを同時に利用できる「データ定額ボーナスパック」が提供される。
今回提供されるサービスは、イー・モバイルから借り受けたネットワークを利用するもの。通信速度は下り最大7.2Mbpsとなる。新設されるプランは、月額2000円~5980円(1パケット0.042円)の「データ定額プラン」と、月額4480円(1パケット0.084円)で海外でも利用できる従量制プラン「データ従量プラン」の2種類。
どちらも単体で契約できるが、プランによってサービスエリアは異なる。「データ定額プラン」は、イー・モバイルのサービスエリアと同じとなり、「データ従量プラン」は、ソフトバンクモバイルの3Gサービスと同じエリアで、海外(129の国と地域)でも利用できる。また、「データ定額プラン」と「データ従量プラン」は、異なるUSIMカードとなる。
■ 2つのプランを利用できるパック
「データ定額プラン」と「データ従量プラン」のどちらも利用できるサービスとして「データ定額ボーナスパック」が用意される。同パックの料金は、「データ定額プラン」は月額700円~4679円、「データ従量プラン」は月額300円の従量制となっており、あわせて月額1000円~4979円に、従量プランの通信料を加えた料金を支払うことになる。
定額プランと従量プランは、それぞれ異なるUSIMカードを利用するため、定額プランの料金体系で通信したい場合は、端末に定額プラン用USIMカードを、従量課金や海外でも利用する場合は従量プラン用のUSIMカードを装着する。どちらかのプランを解約すると、「データ定額ボーナスパック」は翌請求月から適用が解除される。
同社では、「定額と従量を用意したのは、幅広く利用していただくため、選択肢を用意したということ。普段使わず、少しだけ使うライトユーザーの方や、海外だけの利用などのニーズにも応えられる」としている。
■ Longcheer製のUSBデータ通信端末「C01LC」
今回の発表に合わせ、Longcheer製のUSBスティック型データ通信端末「ソフトバンクコネクトUSB C01LC」も3月6日に発売される。W-CDMA方式(1.7/2GHz)とGSM方式(900/1800/1900MHz)に対応する。下り最大7.2Mbpsで通信できるほか、HSUPAにも対応する。データ定額プランのサービスエリアであれば、上り最大1.4Mbpsで通信できる。
今回発表された「データ定額プラン」「データ定額ボーナスパック」は、「C01LC」のみ利用できる。
対応OSはWindows XP/Vista、Mac OS X(10.4.0~10.4.11以上)、Mac OS X 10.5。大きさは85×27×13mm、重さは31g。ボディカラーはシルバー。
価格はオープンプライスで、新スーパーボーナス利用の新規契約での端末代金支払額は月額1000円となり、月月割も月額1000円。ソフトバンクモバイル端末の取扱店で販売される予定。
■ URL
プレスリリース
http://www.softbankmobile.co.jp/ja/news/press/2009/20090226_01/
サービス案内
http://mb.softbank.jp/mb/data_com/
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(関口 聖)
2009/02/26 17:41
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