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MI-L1は、昨年12月に発売されたMI-E1から、MP3再生機能やMPEG-4ビデオ録画・再生機能を省き、ビジネスユーザー向けに機能を絞り込んだPDA。MI-E1同様、3.5型QVGA（240×320ドット）の６万5536色反射型TFT液晶画面やスライド式キーボード、CFカードスロットおよびSD/MMCカードスロットを搭載している。大きさはMI-E1と同サイズで139.5×81.5×17mm（縦×横×厚）。充電池、スタイラスを含めた重さは約185gと、MI-E1より約15g軽くなっている。 液晶表示部も、MI-E1で採用されていたフロントライトを削除し、液晶部分をより画面の表面に近づけることによって、フロントライトなしでも明るさを確保している。また、キーボード部分も改良されており、MI-E1では丸みを帯びていたキートップをMI-L1では平らにし、キータッチの向上を図るとともに、ミスタッチを減少させる作りになっている。使用頻度が高いにもかかわらず、MI-E1ではシフトボタンを押しながらでなければ入力できなかったピリオド、句点をワンタッチで入力できるようボタンの配置が改良されている。 MI-L1の新機能としては、Webブラウザソフトが、従来の横長表示に加え、縦型の表示にも対応し、コンテンツによって見やすい方式をユーザーが選択できるようになったほか、サイボウズのグループウェア「Office 4」への正式対応、Outlook 2000の「メモ帳」がシンクロナイズ可能になり、WordやExcel形式の対応ファイルフォーマットが増えるなど、Microsoft Officeとの連携機能の強化などが挙げられる。 また、同社では、MI-L1と同時にパソコン連携クレードル「CE-ST5」を4000円で発売する予定。ボタンひとつでパソコンとのシンクロナイズができるほか、本体付属のACアダプタを接続すれば、充電台として利用することもできる。パソコンとの接続はUSBポートまたはシリアルポートを経由して行ない、USBの場合は別売のパソコン連携キット「CE-PCK1」が、シリアルの場合はパソコン接続ケーブル「CE-170TS」と連携ソフト「ザウルスパワーコネクション」がそれぞれ必要となる。なお、CE-ST5はMI-E1でも利用できるが、MI-E1本体側のソフトウェアアップデートが必要。アップデートプログラムは、５月21日からシャープのホームページ上で提供される。 シャープによると、今夏から今秋にはCFカードスロットに接続するBluetoothカードが発売される予定。価格は１万円台後半になる見通し。そのほかCF関連製品では、Xircom製のLANカード、TDK製のモデムカードなども正式対応している。もちろん、MI-E1同様にP-in Comp@ctも利用できる。ただし、今月11日に発売されたDDIポケットのCFカード型PHS端末「C@rdH"64 petit」に関しては現在検証中で、対応状況がわかり次第、同社のホームページで公表されるという。
・ シャープ お買い物相談ホットライン TEL: 0120-303909 ・ ニュースリリース http://www.sharp.co.jp/corporate/news/010515.html （伊藤 大地） 2001/05/15 18:54 | |||||||||||
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