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「ロケーションポーター」は、放送局の現場中継や災害時に自治体が行う情報収集などを想定した映像中継システム。映像の配信にはFOMA回線などが使われる。従来は、送信および受信機器として専用アプリケーションを搭載したパソコンが利用されていた。 「RVT-SD100」は、専用ハードウェアを開発して小型化を実現したもの。送信および受信を設定し、送信側にビデオカメラを接続する。スタート/ストップボタンの操作で映像を受信側に伝送できる。映像はH.264/AVC映像となり、音声圧縮コーデックにはATRAC3plusを採用する。 映像を安定して配信するためにQoS機能などが搭載され、FOMA回線を2回線使ってより高品質な映像を送ることも可能。FOMAモードの場合、送信可能な映像は352×240ドット、5～15fps、64～160kbpsとなり、2回線使った場合は64～320kbpsとなる。 ビデオ入出力用にBNC端子が1つ、音声入出力用にステレオミニジャックを搭載する。USB端子やLAN接続用端子などが用意される。電源はACアダプタのほかに、バッテリー駆動でも動作する。大きさは約143×80×222mmで、重さは約1.5kg。 「RVT-SD100」はオープン価格となるが、市場価格は160万円前後になる見込み。このほか、リチウムイオンバッテリーが8万4000円、バッテリーチャージャーが11万5500円、FOMA端末を2台収納できるショルダーストラップが1万6800円となる。 ■ ＵＲＬ ニュースリリース http://www.sony.jp/CorporateCruise/Press/200902/09-0203/ （津田 啓夢） 2009/02/03 15:52 | ||||||
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