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「我々は勝ちにいく」、KDDI小野寺氏が春モデルをアピール
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仲間由紀恵と小野寺氏
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KDDIは、au携帯電話の2009年春モデルを発表した。既に発表されている法人向け2モデルと合わせ、合計12モデルのラインナップとなる。
登壇したKDDI代表取締役社長兼会長の小野寺氏は、米国に端を発する世界的な景気後退局面の中で、国内においても消費動向は厳しく端末販売台数などにその影響が現われていると説明した。同氏は2009年について、「ユーザーをドキドキさせるような、auらしさを回復させていく1年にしたい」と抱負を語った。
また、KDDIが目指す社会として「アンビエントな社会」というキーワードを紹介した。同氏の説明によれば、「いつでも、どこでも、誰でも」を実現するユビキタス社会は、ユーザーは必要に応じてネットワークにアクセスするプル型の利用スタイルであり、アンビエント社会はその次のステップにあたるという。
通信が生活の中に溶け込んでおり、「今だけ、ここだけ、あなただけ」のサービスをユーザーが意識せずに受けられるプッシュ型の利用スタイルがアンビエントな社会と説明。その実現には、小野寺氏が最近頻繁に語る「生活者の利用シーンを想像する」モノづくりが必要になるという。
小野寺氏は、アンビエント社会のキーワードとして、「innovative」「design」「usability」「買いやすいさ、選びやすさ」といったキーワードを紹介した。「アンビエントな社会を目指す中でもauらしさを大切にしていきたい。ケータイをより快適に過ごすためのライフスタイルを提案していく」と意気込みを語った。
■ auのこだわり
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KDDIの高橋氏
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次いで、KDDIの取締役執行役員常務 コンシューマ事業統轄本部長の高橋誠氏より、具体的な春商戦向けラインナップが紹介された。同氏は、春モデルは秋冬モデルと継続性のあるモデルと説明し、秋冬春モデルで合計24モデルになると説明した。
音楽にこだわるauの取り組みの中で昨年、音楽に特化した携帯電話「Xmini」が発表された。今回発表された「Walkman Phone, Premier3」は、その延長線上にあり、音楽を広く網羅した最強のエンターテイメントプレーヤーに位置付けられるという。
また、タッチパネル対応の「CA001」には、さまざまな楽器を模したアプリケーションがプリセットされており、これも音楽へのこだわりの1つとした。KDDIではヤマハデザイン研究所とのコラボレーションとして、2008年に「ガッキ ト ケータイ」展を開催している。
さらに、KDDIが考える「NEW STANDARD」として、「NS01」と「NS02」を紹介した。高橋氏は「シンプルであきのこないケータイ。機能を追い求めるのではなく、デザインにこだわり、長く持つためのこだわりのあるケータイ」と新たな取り組みを語った。デザイン重視だが、先進的なデザインというよりも有機的な暖かみのあるデザインを採用したモデルというわけだ。
また、「デザインへのこだわりが若干薄れているという声があり、NEW STANDARDは1つの答え」とauの課題についても言及した。高橋は「NEW STANDARD」のような方向性について、「今後、非常に力を入れてやっていきたい」と話した。なお、INFOBARなど、記憶に残るau端末を生み出したau design projectは、携帯電話に先進的なデザインを採用してきた。今回のNEW STANDARDとはデザイン思想が異なるようだ。
■ 型番変更、MNPについて
なお、春モデルから製品の型番が「メーカー名+通し番号」という規則に変更されている。KDDIのコンシューマ事業統轄本部 コンシューマ商品企画本部長の長島孝志氏は、命名ルールの変更について語った。同氏の説明によれば、型番ではどういった端末であるのかわかりにくい面があるため、「ベルトのついたケータイ NS01」といったように機種名全体で端末をイメージしやすいものにしたという。
質疑応答で販売方法変更による、販売数の影響について聞かれた小野寺氏は、ユーザーが新しい販売方法に慣れつつあるとし、大きな問題にはならないとの見方を示した。さらに、2008年12月にMNPが転出超となったことについては、「携帯業界は競争が激しいので勝ったり負けたりするのは当然。我々は今回の春モデルで当然勝ちにいく」と語った。
このほか、新テレビCMが発表され、出演する仲間由紀恵が登場。「今年1年、auの顔として一生懸命がんばります」と話した。
■ フォトギャラリー
■ URL
ニュースリリース
http://www.kddi.com/corporate/news_release/2009/0129/index.html
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・ au、製品型番を刷新した春モデル発表
(津田 啓夢)
2009/01/29 21:21
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ケータイWatch編集部 k-tai@impress.co.jp
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