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カーブを描いてスライドするデザインは「スリムアークスライド」と名付けられ、スタイリッシュさをアピールするデザインとなっている。ドコモのN-04Aに近い形状だが、厚みは13.9mmと1mm厚い。違いは「ボディの下までラウンドさせた」（NEC開発者）ためで、その分持ちやすさなどが向上している。デザインにも統一感を持たせ、キーや端末の下部などまで曲線を描いているのが特徴。 ディスプレイは8シリーズとして唯一、3インチのフルワイドVGAに対応。屋外での視認性が高い、半透過型の「モバイルシャインビュー液晶」を採用した。液晶は強化ガラスで、強度が確保されている。また、オートフォーカス対応の320万画素CMOSカメラ、microSDHCカード（最大8GB）スロットを電池パック付近に装備。microSDHCスロットを利用する際は、電池パックのふたを外す必要がある。 ディスプレイ下部にはタッチセンサーを搭載。端末を閉じた際に利用する、横専用のメニューも用意した。ここから、ワンセグやカメラ、フォトスライドショー、ムービー、ボイスレコーダー、音楽再生機能を起動できる。ただし、閉じたままでのウェブやメール閲覧などには対応していない。タッチセンサーは側面のボタンで、オン・オフの切り替えが可能。サイト閲覧時のスクロールなどにも利用できる。 モバイルウィジェット対応で、操作はポインタをカーソルで動かす形となる。「music.jp」や「TSUTAYAonline」を始めとする17種類のウィジェットがプリインストールされているほか、ソフトバンクモバイルが運営するウィジェットストアからのダウンロードにも対応。なお、従来からNECの端末に搭載されていたデスクトップアイコンも利用できる。両者は「排他的に利用する形になる」（NEC開発者）とのことで、どちらか一方しか起動できない。モバイルウィジェットは、カーソルの上を押すと利用することが可能で、ページの切り替えなどはメニューから行う。 930CAと同じく下り最大7.2MbpsのHSDPAで通信できる。ブラウザはタブ形式となり、5つまでのサイトを同時に開くことができる。ただし、ドコモのNEC端末に搭載されているような、「ワンタッチマルチウィンドウ」には対応していない。ワンセグ対応でタイムシフト再生や自動録画/追っかけ再生に対応する。画質や音質の調節にも対応した。アンテナは外付けで、端末の向かって右上のキーのパーツ側に搭載されている。 音楽再生はWMAを利用でき、「SRS TruMedia」を搭載。音楽再生時などにヘッドホンを利用すれば、バーチャル5.1chなどのサウンドを楽しめる。Bluetoothも搭載し、対応プロファイルはHFP、HSP、A2DP、AVRCPの4種類。データの送受信などは行えない仕様となっている。 メールの変換ソフトは、「MogicEngine 2+」で、「あいまい予測」や「用例予測」などが強化されているという。絵文字やマイ絵文字、全角/半角記号などをタブで切り替えて呼び出すことができる。マイ絵文字は1000種類プリインストールされており、バカボンのパパやぴちょんくんなどの人気キャラクターも含まれる。また、指定した相手とのやり取りをまとめて確認する「ともまとめメールBOX」機能を搭載。本文の内容を認識して、自動的にデコレメールを作成する「おまかせデコレメ」にも対応している。 おサイフケータイや国際ローミング（3Gのみ）、3Gお天気アイコン、PCサイトブラウザ、デコレメールに対応する。GPSやPCメール、きせかえアレンジには非対応。また、ダブルナンバーも利用することができない。 大きさは49×105×13.9mm、重さは約113g。連続通話時間は約220分、連続待受時間は570時間。ボディカラーはグリッターオレンジ、ピアノブラック、エナメルピンク、パールホワイト、フロストグリーンの5色。
■フォトギャラリー                   ■ ＵＲＬ プレスリリース http://www.softbankmobile.co.jp/ja/news/press/2009/20090129_03/page_05.html （関口 聖, 石野純也） 2009/01/29 15:04 | ||||||||||
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