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ディスプレイ部を90度横に回転させられるサイクロイド機構を改良した「Newサイクロイド機構」を採用する。従来のサイクロイド機構は、回転するディスプレイ部分とディスプレイを支える部分に分かれており、段差のあるボディになっていた。今回のNewサイクロイド機構は、従来の仕組みは同様にディスプレイを90度回転できるようにしながら、ディスプレイを支える部分を前後から包み込んで隠すギミックを採用している。最近の携帯電話と比べれば若干厚く感じるが、厚みは18mmに仕上げられている。 従来のサイクロイド機種同様、横画面用のUIも用意され、ほとんどの機能とメニューは横画面でも利用できる。カメラについては、センサーが縦長に搭載されているため、横画面での撮影時は中央を切り取る形となり撮影できる最大解像度に制限が設けられる。 決定キー部分は光センサの「光TOUCH CRUISER」となっており、指をスライドさせることで、パソコンのようにポインタ操作が行える。さらに加速度センサも搭載しており、本体の動きや傾きでの操作にも対応する。数字キーには立体形状の「アークリッジスリムキー」を採用する ワンセグ機能としては、ワンセグチューナーを2つ搭載し、2番組同時視聴や裏番組の録画といった機能に対応する。ソフトバンクでは、ワンセグのダブルチューナーは世界初としている。同時視聴時は、横画面なら左右分割と小画面のどちらかで行える。縦画面時は2分割表示に対応。このほか、視聴中にもう一つのチューナーを使い、他局で放送中の番組をサーチする機能もある。2番組同時視聴時は、バッテリの消費が大きくなり、通常は4時間45分の連続視聴時間が、3時間半にまで短くなる。 従来のAQUOSケータイ同様に、ワンセグを視聴しながらほかの機能を表示させるマルチウィンドウに対応する。マルチウィンドウ時も、ワンセグは小画面による2番組同時視聴が可能となっている。 ディスプレイは3.3インチでフルワイドVGA（480×854）のNewモバイルASV液晶。高演色バックライトやリフレクトバリアコートなども採用している。ワンセグの高画質化としては、フレーム補完機能や拡大処理エンジンの「リニアエッジ」などを搭載している。 音声面では、底面のカメラ左右とヒンジ部中央、計3カ所にスピーカーを搭載し、バーチャル5.1chサラウンドに対応する。サラウンドにはヤマハの技術が使われている。
ソフトバンクの新サービスである「リアル3Dゲーム」に対応し、930P同様に「OpenGL ES」を採用している。「OpenGL ES」は、携帯電話やゲーム機に採用されている業界標準の3Dグラフィック技術で、同技術に対応することで、ゲームメーカーがゲームを作りやすくなっている。標準では、リアル3Dゲームとして、「METAL GEAR SOLID MOBLE（体験版）」と「Mobile真・三国無双（体験版）」がプリセットされる。 カメラには800万画素のCCDを搭載し、画像処理エンジンにはシャープ独自の「ProPix」を採用する。カメラはISO2500相当の高感度撮影にも対応。オートフォーカス機能やメカニカルシャッターも搭載している。顔検出などの機能もあり、笑顔を自動検出して撮影する「笑顔フォーカスシャッター」、振り向いた瞬間を撮影する「振り向きシャッター」などの機能も搭載している。メモリカードは、最大16GBのmicroSDHCカードに対応する。 メールも新たに大容量ファイル添付機能に対応しており、最大1MBまでのメールの送受信が可能になっている。 モバイルウィジェットのほか、HSDPA（下り最大3.6Mbps）、PCサイトブラウザ、PCメール、S!電話帳バックアップ、3Gお天気アイコン、S!速報ニュース、デコレメール、きせかえアレンジなどに対応する。また、音楽再生機能やおサイフケータイ、GPS、赤外線通信、Bluetoothも利用できる。 大きさは50×109×18mm、重さは約140g。連続通話時間は約250分（GSM：230分）、連続待受時間は350時間（GSM：320時間）。ボディカラーはシャンパンゴールド、ベリーピンク、クリアブラック、ホワイトシルバーの4色。
■フォトギャラリー                                        ■ ＵＲＬ プレスリリース http://www.softbankmobile.co.jp/ja/news/press/2009/20090129_03/page_02.html （関口 聖, 白根 雅彦） 2009/01/29 14:48 | ||||||||||
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