KDDIは、法人ユーザー向けに「.NET Framework」と互換性があるアプリケーションプラットフォーム「.net by au」(ドットネット・バイ・エーユー)を2009年春より提供する。マイクロソフトのWebサービスプラットフォーム「.NET」向けに開発された業務アプリが携帯電話上で利用できるようになる。
「.net by au」は、Windowsの「.NET Framework」の開発ノウハウやソフト資産をau携帯向けアプリケーション開発に流用でき、低コスト・短期間での業務アプリ開発を実現するアプリケーションプラットフォーム。.NET Frameworkのサブセットとして提供される。
パソコン向けの業務アプリを携帯向けに転用する場合、画面サイズや操作システムが異なるため、チューニングが必要となる。KDDIでは顧客企業と調整しながらアプリケーション開発を支援していく方針だ。また同社は、今回の発表を契機に、サービス提供の春に向けて営業展開をかけていく。担当者によれば、今回の発表は“サービスの予告”といったもので、「.net by au」の詳細については3月中旬頃にあらためて案内される予定。