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NECは、日本語と英語を双方向で自動翻訳する組込機器向けソフトウェアを開発し、携帯電話での動作に成功した。
今回開発されたソフトウェアは、日本語・英語を双方向に自動翻訳するというもの。能力が限られる組込機器で利用するもので、外部のサーバーなどを利用せず携帯電話のCPUで動作する。携帯電話に試験搭載したところ、日本語・英語の発声終了~音声認識結果で1秒強かかり、その後翻訳ボタンを押して翻訳が開始されると、翻訳結果まで1秒強かかる。全体としては2~3秒で処理が完了するという。
同社では、声認識エンジンを改良し、雑音環境での認識性能や非力な機器での性能を向上させたことや、音声認識と機械翻訳エンジンのデータベースを拡充し、語彙や表現力の向上が図られたこと、携帯電話向け実装技術が組み込まれたことが今回の成果に繋がったとしている。実験に用いられた試作機は、発売済みの機種がベースになっているとのこと。同社では「技術的には完成に近いところまできている」と説明しているが、市場投入時期は明らかにしていない。
■ URL
プレスリリース
http://www.nec.co.jp/press/ja/0901/0505.html
(関口 聖)
2009/01/05 14:54
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ケータイWatch編集部 k-tai@impress.co.jp
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