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BQ-600
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パナソニック(旧社名:松下電器産業)は、2007年6月~2008年1月に製造した携帯型バッテリー「ポケパワー」(BQ-600)について、本体ケース内部で異常発熱することがあり、ケースが一部溶けたり変形したりする事故が発生するとして、リコールすると発表した。
「ポケパワー」(BQ-600)は、単3ニッケル水素充電池2本を内臓し、USBポートを装備する携帯型のバッテリー。今回明らかにされた事象は、内部の異常発熱により、ボディの一部が溶けたり変形したりする可能性があるというもの。同社によれば、今年11月、大阪府でカバンに「ポケパワー」を入れていたところ、カバンの底が溶けるという事故が発生して同社に返却された。事故品を検証した結果、内部のチップセラミックコンデンサが異常発熱した痕跡があったという。それ以前にも3件の事故が報告されていたが、そのうち2件については異常が確認されず、偶発的な事故と見られていたが、千葉県で発生した3件目は過去2件と異なっており、詳細な解析を行っている中、大阪で4件目の事故が発生した。これらの事象を検証するために再現試験を実施したところ、原因が確認され、今回リコールされることになった。
対象製品は、2007年6月~2008年1月に製造した「BQ-600」で、台数は15万1570台。ユーザーに対しては無料で代替品と交換する。
BQ-600は既に生産が終了しているため、代替品は2008年10月に発売された後継モデル「BQ-PP10」となる。パナソニックでは、電話で交換申込を受け付けるほか、専用Webサイトを設置して、ユーザーに対して製品回収・代替品手配を登録するよう呼びかけている。なお、「BQ-600」の回収は、代替品の配達時にリコール対象製品と交換する形で行う。
■ URL
プレスリリース
http://panasonic.co.jp/corp/news/official.data/data.dir/jn081224-1/jn081224-1.html
リコール社告
http://panasonic.co.jp/ec/info/usb/
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(関口 聖)
2008/12/24 18:11
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ケータイWatch編集部 k-tai@impress.co.jp
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