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FeliCaは、ソニーが開発した非接触IC技術。リーダーライターにかざすだけで通信でき、鉄道乗車券や携帯電話などで利用されている。今回発表された「FeliCa Plug」「FeliCa Lite」は、従来型製品と比べ、一部機能を省略することでコストダウンを図った廉価版のような位置付けの新製品となる。 優先端子付きの組込向けモジュールの「FeliCa Plug」は、従来のFeliCaチップと比べ、メモリーやCPUは搭載されず、コストダウンと小型化を実現した。ソニーでは歩数計や玩具など、幅広い分野で利用されることを期待している。「FeliCa Plug」には、リーダーライターの磁界を検知して機器本体のCPUに通知する機能が搭載されている。 もう一方のICカードチップ「FeliCa Lite」は、用途にあわせてセキュリティ機能を簡易にするなどコストダウンと小型化、省電力化を図っている。NFCのType3 Tagに準拠しており、NFC対応リーダーライターとも通信できる。 両製品ともに、既存のFeliCa対応機器と同じ無線通信方式（ISO/IEC18092）を利用するなど、既存のFeliCa対応リーダーライターを利用できる。 FeliCa Plugのうち、「RC-S801」より「RC-S802」のほうが小型で通信可能エリアがやや狭くなっている。RC-S801の大きさは20×24×2.85mm、重さは0.73g、RC-S802の大きさは11×19.5×2.85mm、重さは0.43g。消費電力はどちらも負荷がない動作時で1mA以下、待機時は0.1μA以下。 FeliCa Liteはシート状で、大きさ・重さは公開されていない。セキュリティ面では、リーダーライターとトリプルDESによる簡易認証（従来版はトリプルDESによる相互認証）となる。サポートするコマンドは暗号化非対称コマンドのみ。 ■ ＵＲＬ プレスリリース http://www.sony.co.jp/SonyInfo/News/Press/200812/08-152/ （関口 聖） 2008/12/16 15:36 | ||||||
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