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KDDIは、3.9世代の移動通信システムの「LTE(Long Term Evolution)」を採用し、コアネットワークの提供メーカーに日立製作所を選んだと発表した。
KDDIは11月、第3.9世代の次世代通信技術として、LTEを採用することを発表した。LTEは、100Mbps以上の高速通信が可能な通信技術として、通信システムなどの標準化組織である3GPPにおいて標準化が進められている通信規格。
KDDIの現在の通信サービスは、米クアルコムが開発したCDMA2000方式を採用している。LTEは、NTTドコモやソフトバンクモバイル、イー・モバイルなどが採用するW-CDMA方式の発展系の通信方式となる。LTEを採用する理由として、KDDIでは「コスト・汎用性」「国際動向」「将来発展性」などを挙げている。
コアネットワークベンダーに選ばれた日立は、コアネットワークノード(MME、S-GW、P-GW、PCRF)、ネットワーク装置、監視制御用O&M装置をKDDIと共同開発する。日立は、基地局間をシームレスに移動するためのマネージメントを行うMME(Mobility Management Entity)については、カナダのノーテルネットワークスと協力して開発する。ネットワークシステム全体の統合は日立が担当し、ネットワーク機器の開発および製造は日立傘下の日立コミュニケーションテクノロジーが行う。
KDDIは、2008年度内に商用コアネットワークを発注する予定。LTE基地局の選定は2009年に実施され、2010年にはLTEのコアネットワークと基地局の開発を完了する計画だ。
■ URL
ニュースリリース
http://www.kddi.com/corporate/news_release/2008/1203/
■ 関連記事
・ KDDI、次世代通信技術でLTE導入へ
(津田 啓夢)
2008/12/03 14:33
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ケータイWatch編集部 k-tai@impress.co.jp
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