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イー・モバイルは、通話機能を搭載したLongcheer Technology製USBデータ通信端末「H11LC」を発表した。2009年1~2月に発売予定。
「H11LC」は、パソコンを利用して下り最大3.6Mbps/上り最大384kbpsのデータ通信が可能なUSB接続タイプの通信モデム。1.7GHzおよび2.1GHz帯のW-CDMA方式とGSM 900/1800/1900MHzに対応する。国内ではイー・モバイルの1.7GHz帯のみに対応する。NTTドコモとのローミングはサポートされない。
発表会では、「通話機能付きのデータ通信端末」と紹介された。USBのデータ通信端末に音声通話機能を搭載し、端末単体では、通常の音声端末として利用可能。パソコンと接続することでWeb閲覧やメールが利用できるが、端末単体でのWeb閲覧およびメールには対応しない。
日本語入力には対応しないが、アルファベットのみのSMSも利用可能。発表会の説明員は「利便性を考慮したものではないため、SMSの機能はないものと考えて欲しい」と語っていた。本体には数字キーといっしょにアルファベットも印字されている。
メインディスプレイは1.1インチ、96×96ドットのカラー有機ELを搭載。電話番号など500件のアドレスが保存できる。バッテリーカバーを外した本体内部には、メモリカードスロットが用意されており、最大8GBのmicroSDHCカードに対応する。このほか、MP3形式の音楽データに対応した音楽プレーヤー機能が搭載されている。ディスプレイの表示は英語と日本が表示できる。本体側面にはジョグダイヤルを装備する。
対応OSは、Windows Vista/XPとMac OS X 10.4~10.5。連続待受時間は約200時間で、連続通話時間は約150分となる。ただし、この数値は音声端末とした場合のもので、パソコンと接続しUSBモデムとして利用する場合は、パソコン側からバスパワーで電源供給が受けられる。
なお本体とパソコンは、USBタイプの「DO2HW」のようにUSBケーブルで接続する。パッケージには、USBケーブルになる携帯ストラップが試供品として同梱される。ストラップのカラーはブラックの1色のみ。「H11LC」の大きさは約36.7×17.2×91.7mmで、重さは約57g。ボディカラーはブラックとホワイトの2色。
料金プランは「ケータイプラン」が利用できる。端末価格は「新にねん」適用の場合で一時払い金は5980円となる。29歳以下を対象としたキャンペーン「U29キャンペーン」の適用対象となり、若者層の2~3台目需要を見込んでいるという。
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■ URL
プレスリリース
http://www.emobile.jp/cgi-bin/press.cgi?id=592
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(津田 啓夢)
2008/11/06 18:14
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ケータイWatch編集部 k-tai@impress.co.jp
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