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タッチパネル採用、8メガCCDカメラ装備の「SH-03A」

SH-03A

SH-03A
 シャープ製「SH-03A」は、回転2軸ヒンジ機構を採用し、800万画素CCDカメラを搭載するW-CDMA/GSM端末。12月発売予定。

 回転2軸ヒンジとタッチパネル機能などを搭載した「SH-03A」。20台後半の男女をターゲットにしたモデルとなり、利用スタイルは「SH906i」を踏襲している。基本的な機能やスペックは「SH-01A」と同様で、サイクロイドスタイルと回転2軸スタイルが大きな違いとなる。会場の説明員は、「SH-03A」についてもAQUOSケータイと案内していた。

 カメラ機能は、有効画素数800万画素のCCDカメラを搭載する。CMOSよりも暗所や被写体ブレに強いとされるCCDを採用しており、画像処理エンジン「ProPix」による最大ISO2500相当の高感度撮影を実現する。最大5人までの顔検出オートフォーカスをサポートし、35mmフィルムカメラ換算で広角29mmレンズ相当のワイド撮影に対応する。メモリカードは、最大8GBのmicroSDHCカードに対応する。

 カメラの機能面では「SH-01A」と「SH-03A」には違いがあり、「SH-03A」のみの機能として、人の顔が振り向いた時にシャッターを切る「振り向きシャッター」を搭載する。顔検出機能を応用したもので、撮影対象が振り向くと顔検出機能が働き、オートフォーカス機能が動作してからシャッターが切られる。用途としては、じっとしてくれない子供の撮影などを想定したものだという。このほか、笑顔を検出してシャッターを切るモードや、カメラ起動中にバーコードや名刺を認識すると、自動的に読み取りモードに切り替わる機能などが用意されている。

 3インチ、480×854ドット、1677万7216色表示のNEWモバイルASV液晶を搭載し、サブディスプレイは約0.8インチ、39×96ドットのモノクロ有機ELを装備する。上下左右からの覗き見を防止する「新ベールビュー」機能も利用できる。タッチパネル対応で、「SH906i」などと同じくディスプレイを使った操作にも対応する。

 端末の方向キー中央にある決定キー(センターキー)は、従来の押下型のボタンとして利用できるほか、センサーキーとしても利用可能。パソコンのタッチパッドのように矢印カーソルを操作できる「光TOUCH CRUISER」の機能や、指紋センサーとして活用できる。決定キーを長押しすることで、おサイフケータイや端末のロックなどがすぐに認証/解除できる「ロックセレクション」機能が用意される。

 Bluetooth対応で、対応プロファイルはA2DP、AVRCP、DUN、HFP、HSP、HID、OPP、SPPとなる。HIDは外部の入力デバイスと連携できるプロファイルで、「SH906i」と同じく、ワイヤレスキーボードで文字入力できる。

 文字の予測変換機能として、「ケータイShoin7」を搭載する。文字入力でアルファベットを選択した場合でも、英単語や代表的なメールアドレスのドメインといった予測候補が表示されるようになる。

 また、日本語入力に関しても新機能が追加され、男性や女性といった性別や、ビジネスシーンに合わせた予測変換が可能となる。文字入力の際に表示される左下ソフトキーの「予測切替」で利用可能で、例えば、「す」と入力すると、男性や女性向け予測変換機能では「好き」が上位の変換候補が出るのに対し、ビジネス向けのモードでは「スケジュール」や「数量」などが上位にランクされる。


 なお、端末内には「AXISフォント」呼ばれる新たなフォントが採用されている。今回発表のモデルではシャープのみ対応しているが、NTTドコモとして端末への採用を推奨するもので、フォントはドコモが用意したという。今後発表されるモデルではさらに対応が拡大する予定とのこと。

 「AXISフォント」自体は、元々、デザイン誌「AXIS」(アクシス)のために制作された専用フォントとなる。視認性の良さが特徴のサンセリフ体系統の書体で、いわゆるゴシック体に近いシンプルなものだが、漢字やかなとアルファベットが混在する文章などでも視認性が高いとされている。現在では、ゲーム機などでも採用されているという。

 AXISフォントに対応した今回発表のモデルは、新たな絵文字も採用されている。通常の絵文字がAXISフォントで見ると少しデザインが異なって表示される。例えば、新幹線の絵文字は、最新型の新幹線を意識したものが表示される。デザイン上は変化するが絵文字のデータ自体は従来の絵文字と同様、これまで通りたメールのやりとりに利用できる。

 W-CDMA方式やGSM方式に対応し、下り最大7.2MbpsのHSDPA方式もサポートする。主な対応サービス・機能は、Music&Videoチャネル、ワンセグ、デコメアニメ、GPS機能、WMA形式の音楽プレーヤー機能など。ドコモの新サービスでは、iコンシェル、iウィジェット、iアプリオンラインに対応する。

 大きさは111×50×18.5(最厚部21)mm、重さは135g。W-CDMA時の連続待受時間は約560時間、連続通話時間は約210分。ボディカラーはBlack、White、Pinkの3色。


White Pink
White Pink

Black
Black

■フォトギャラリー



URL
  ニュースリリース
  http://www.nttdocomo.co.jp/info/news_release/page/081105_01_2.html


(関口 聖, 津田 啓夢)
2008/11/05 14:14


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