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TouchFLOインターフェイス対応「Touch Diamond X04HT」

 「X04HT」は、「Touch Diamond」の名称で展開されているHTC製のスマートフォン。OSとしてWindows Mobile 6.1 Professional Edition 日本語版を採用する。発売時期は11月上旬以降の予定。なお価格は現時点で未定としている。

 国内ではイー・モバイルが「Touch Diamond」をすでに販売しているが、OEM仕様のイー・モバイル版とはデザインが異なり、ソフトバンク版「Touch Diamond X04HT」は海外版と同様、背面部にダイアモンドカットと呼ばれるデザイン処理がほどこされている。またHSDPA対応だが、下り通信速度が最大3.6Mbpsになっている点も異なる。

 HTC製端末独自のユーザーインターフェイス「TouchFLO 3D」が採用されており、画面をなぞって操作する。主要な操作は片手のみで行えるよう、配慮されているという。文字入力はソフトウェアキーボード方式となるが、携帯電話風のテンキー入力や手書き入力、アルファベット入力など複数の方式が用意されている。また予測変換、文字入力後の英数カナ変換などもサポートする。

 メールサービスとしては、ソフトバンク独自の携帯電話向けメール「S!メール」が利用可能。ソフトバンク同士なら電話番号MMSも送受信できる。新絵文字の入力や表示もサポートする。このほかPOP3/IMAP4などPC向けメールアカウントも内蔵ソフトウェア「Outlook」上で利用できる。この2種類のメールはX04HTメインメニュー上で別々に分かれており、受信トレイもそれぞれ独立しているという。

 通信方式はW-CDMAに加え、GSM(900/1800/1900MHz)に対応。ディスプレイは2.8インチVGA(480×640ドット)の6万5536色表示タッチパネル式カラー液晶を採用。内蔵メモリは4GBで、外部メモリスロットは非搭載。メインカメラは有効画素数320万画素(CMOS)で、オートフォーカス機能付き。有効画素数31万画素(CMOS)のサブカメラも内蔵している。名刺リーダー機能搭載。

 IEEE802.11b/g方式の無線LANやBluetooth、GPS(メーカー独自仕様)などに対応する。ワンセグやおサイフケータイ、赤外線通信機能などには非対応。ブラウザはOpera Mobile 9.5がプリセット済みで、PC向けWebサイトなどの閲覧が可能。ブラウジング中に本体を傾けることで、縦画面・横画面を自動的に切り替えることもできる。しかし「Yahoo!ケータイ」をはじめとした携帯電話向けWebサイトは閲覧できない。このほかアプリケーションとしてOffice MobileやYouTubeアプリ、NAVITIMEなどが用意される。

 大きさは51×102×11.35mmで、重さは約110g。W-CDMA網接続時の連続待受時間は約430時間、連続通話時間が約90分。GSM網接続時は待受時間約290時間、連続通話時間約190分。ボディカラーはブラックの1色のみ。

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URL
  ニュースリリース
  http://www.softbankmobile.co.jp/ja/news/press/2008/20081030_10/


(津田 啓夢, 森田秀一)
2008/10/30 15:31


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