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ターゲットは小学校高学年や中学生などのティーンエイジャー。小学生は、低学年までは子供用ケータイに抵抗を示さないが、高学年になると拒否反応を示すようになるという。そこで「そろそろ大人っぽいケータイを持ちたい」と考える世代に向けて、セキュリティ機能を搭載しながら、大人と同じデザインが楽しめ、かつ長く使えるものを、というコンセプトで開発された。 ボディカラーはフローラルピンク、シルバーの2色。女性向けの「830T」と同じく、最大58パターンのイルミネーションと、交換できる「イルミインナーシート」「デザインインナーシート」、および透明な「アウタージャケット」の組み合わせで、イルミネーションが浮かび上がる立体感のあるオリジナルデザインが楽しめる。パネルの交換には同梱の「コーディネートツール」を使用する。
標準セットには、「イルミインナーシート」2枚、「デザインインナーシート」11枚、透明の「アウタージャケット」1枚が同梱され、シルバーには「スヌーピー」、フローラルピンクには「ハローキティ」のデザインインナーシートが各2枚ずつ含まれる。 各シートの個別販売は行われないが、ハガキサイズの専用印刷シート（価格未定）と家庭用プリンタ、一般的な年賀状作成ソフトなどを使用して、オリジナルの「デザインインナーシート」を作成できる。1枚の印刷シートに2枚ずつ印刷でき、シートからはがして使用する。印刷用のデザインは東芝のサイトに公開される予定。さらに「831T」には専用の「切り抜きプレート」（非売品）も同梱されるため、好きな写真や雑誌などをプレートに添って切り抜けくだけで、オリジナルデザインのインナーシートを簡単に作成できる。 ディスプレイは2.8インチのワイドQVGA液晶を搭載。オートフォーカス付きの196万画素カメラや、最大8GBまでのmicroSDHCカードスロットを搭載。セキュリティ機能は従来の「コドモバイル」を引き継ぎ、新たにHSDPA、GPS機能、赤外線通信、着うたなどをサポートする。基本的な仕様は「830T」と同等だが、ワンセグやおサイフケータイ、フルブラウザ、Bluetooth通信、国際ローミングには対応しない。 サイドキーに「ワンタッチブザー」が搭載されており、緊急時に1秒以上長押しすると、緊急ブザーが鳴るとともに、GPSと連動して保護者などあらかじめ登録した連絡先にメールで位置情報が通知される。また、自動での音声発信も可能なほか、ブザー音と「助けて」という音声の組み合わせで周囲に緊急事態を知らせる「助けてボイス」もサポート。担当者によれば、ブザー音だけのケースよりも音声を用いたほうが周囲が緊急事態を察知しやすく、救出率が高いため採用したという。カメラキーの長押しで、緊急時以外にも現在の位置を通知できる「簡単お知らせ」も利用できる。 このほか、Webや通話、メールなどの各種利用制限も可能な「保護者向けパスワード」のほかに、「子供用パスワード」も用意され、子供は自身のプライバシーを守り、親は子供を守れるなど、どちらにも安心できる仕組みも搭載した。 大きさは50×103×15mmで、重さは約109g。
■ フォトギャラリー                                                  ■ ＵＲＬ ニュースリリース http://www.softbankmobile.co.jp/ja/news/press/2008/20081030_10/ （津田 啓夢, すずまり） 2008/10/30 16:16 | ||||||
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