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東京急行電鉄が10月16日より偶数号車を「携帯電話電源OFF車両」に設定すると発表した。
車両内での通話をやめるように呼びかけている鉄道会社各社だが、こうしたマナー問題とは別に、心臓ペースメーカー使用者への影響を考慮し、ラッシュ時、全車両で携帯電話の電源を切るように呼びかけている。
しかし、両者を混同し、「マナーモードにしているから大丈夫」と考えている携帯電話ユーザーも多い。また、iモード等のネット接続機能を搭載する端末の登場により、「通話はしないが、メールの読み書きはしたい」というユーザーも増えている。単純に「面倒くさい」という理由もあるが、こうした状況も重なり、車両内で電源を切るユーザーはほとんどいないというのが現状だ。
今回、東京急行電鉄が実施する方策は、上り方向から数えて偶数号車内で終日、携帯電話の電源を切るように呼びかけるというもの。同社では、今年1月に実施した顧客満足度調査と今年6月に実施したモニターアンケートの結果、こうした方策が妥当と判断、実施に踏み切った。
このほか、京王電鉄が今年8月より、各車両に設置されている優先席付近でのみ電源を切るように呼びかけている。
■ URL
ニュースリリース
http://www.tokyu.co.jp/guide/news/001006.html
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・ JR東日本、ラッシュ時には携帯の電源オフ
(湯野 康隆)
2000/10/12 12:18
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