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今回オープンした「動物なにしてる？須坂市動物園てれび」は、長野県須坂市にある小さな動物園「須坂市動物園」で飼育されている動物の様子を、ライブカメラを利用してリアルタイムに配信するサイト。同園で人気のアカカンガルー・ハッチ一家の様子をはじめ、さまざまな動物の様子が配信される。 実際の園内では、各所に設置されたFeliCaリーダーライターや動物の前のQRコードからアクセスすれば、飼育員の解説動画をその場で見ることも可能。園内ではこのほか、QRコードを使ったクイズラリーなども実施される。 ライブカメラの映像は、iモード、Yahoo!ケータイでは専用アプリを利用してストリーミングで視聴する。EZwebはストリーミングアプリに対応せず、飼育員の解説動画を視聴できる。いずれの場合もパケット通信料定額制サービスへの加入が推奨されている。
なお、同コンテンツは2005年より須高ケーブルテレビのインターネット会員向けに提供されたきた「デジタルアニマルパーク」がベースとなっている。地域コンテンツとして人気を博し、相乗効果で動物園の入園者数が増えるなど一定の成功を収め、今回新に携帯版を加えるなどリニューアルし、須高ケーブルテレビ会員以外でも利用できる、オープンコンテンツとして提供されることになった。 ■ 地域発のコンテンツで活性化をめざす 22日には都内で発表会が開催され、「動物なにしてる？須坂市動物園てれび」への取り組みが語られた。長野県須坂市長の三木 正夫氏は、「地方では、経済格差より大きいのが情報格差。デジタルアニマルパークを手掛け、格差の解消に一番効果があるのがインターネットだと感じた。情報を発信することが地域住民の誇りになり、職員の意識改革にもつながった。関連グッズの販売など、“情報”からさまざまな効果が出ている」と語り、動物園というリアルなコンテンツと組み合わせた情報発信が、地域の活性化に結びついているとアピールした。須高ケーブルテレビ 代表取締役社長の丸山 康照氏は、「地域再生の取り組みとして、ケーブルテレビをうまく活用していきたい。実は行政側はあまりお金をかけずに済んでおり、我々が地域貢献の一環として取り組んでいる。ケーブルテレビ業界といってもさまざな規模があるが、地域のケーブルテレビ局は、宝となるコンテンツを外に発信していく、そういう時代に来ている」と述べ、地域に密着したコンテンツに付加価値を付け、外に発信していくという姿勢を明らかにした。
アットネットホーム サービス開発部の鶴貝 泰生氏は、今後の展開案として、ほかの動物園や水族館といった施設にも同様の取り組みを広げていく方針を明らかにされた。また、同社 代表取締役社長の地平 茂一氏は、「動物園は行くと面白い。飼育員の熱意も伝わってくる」と魅力を語り、「動物園とライブカメラは相性がいい。動物園に行った時のように楽しんでもらえれば」と新たな取り組みをアピールした。
■ ＵＲＬ ニュースリリース http://www.nethome.jp/contactus/release/press08_015/08015.html 「動物なにしてる？須坂市動物園てれび」（携帯向け） http://mb-animal.cabletown.tv/sukoh/ 「動物なにしてる？須坂市動物園てれび」（パソコン向け） http://animal.cabletown.tv/sukoh/ （太田 亮三） 2008/09/22 17:21 | ||||||||||||||||||||
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