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NTTドコモは、船舶向けにGSM方式の携帯電話サービスを提供するBlue Ocean Wireless(BOW)に約11億円(約1000万ドル)出資した。
ドコモでは、フィリピンの通信事業者であるPhilippine Long Distance Telephone Companyと、その子会社のSMART Communications Incとの間で会合を重ね、業務提携を検討してきた。その結果として、今回、船舶向けモバイル通信事業で優位性を持つBOWに出資することになったという。
BOWは、船上に衛星用アンテナとGSMの基地局などを設置し、衛星の電波を専用ソフト経由でGSM方式で通信できるよう変換し、船上での通信サービスを提供している。同社のサービスを導入すれば、遠洋航海中の船舶からGSM方式対応の携帯電話で音声通話やSMSが利用できる。
ドコモでは、第三者割当増資で約11億円をBOWに対して出資した。出資比率は約11.5%となる。同社では「BOWは主に輸送用途の船舶などに向けてサービス提供しているが、衛星通信をGSMに変換するという技術は、他社にはないBOWの特徴的な部分であり、そこで今後の成長が期待できると考えている」としている。
■ URL
ニュースリリース
http://www.nttdocomo.co.jp/info/news_release/page/080911_00.html
(関口 聖)
2008/09/11 17:54
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ケータイWatch編集部 k-tai@impress.co.jp
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