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「ソラトモ」は、日韓両国でサービスが開始される携帯向けのコミュニティ。ウェザーニューズとSKテレコムはリアルタイム自動翻訳サーバーを共同開発し「ソラトモ」に採用した。日本語と韓国語の言葉の壁を感じることなくコミュニケーションが図れるという。 この翻訳サーバーは、天気に関連した内容に絞った翻訳システムで、会員が今いる場所の天候を投稿したり、桜の開花や花粉などについてレポートした場合、韓国語版の「ソラトモ」にも同様の内容が韓国語で掲載される。韓国のユーザーがこれに対してメッセージを書き込むと、日本版には日本語に翻訳された内容が掲載される。 天気のほか、グルメや観光などの情報も掲載される。利用料は月額105円で、韓国版は3000ウォン（約300円）となる。31日、ウェザーニューズの代表取締役会長の石橋博良氏と、SKテレコムのカルチャー＆ライフ事業部 本部長の李秀爀氏との間で調印式が行われた。 石橋氏は、韓国がかつて“近くて遠い国”だったと語り、今回のソラトモは“近くて近い国”に変えるためのチャレンジだとした。また、SKテレコムの常勤顧問である呉鄶根氏はソラトモを通じて両国の国民が交流し、良い関係を築いて行ければと語り、「韓国と日本の国と国と繋ぐような関係になるのではないか。温かく見守って欲しい」と述べた。 なお、ウェザーニューズのサイトの有料会員は160万人、無料会員は約800万人。一方のSKテレコムは、韓国内でシェア50％を獲得している最大手の通信人事業者で、SKグループのSNS「Cyworld」は韓国民の半数が登録しているという。 ウェザーニューズのグループリーダーである石橋知博氏は、これまで同社が展開してきた気象関連のユニークな取り組みを紹介。特に、会員から寄せられた天気や花粉、桜の開花情報などコミュニティの集合知によって、気象庁の観測ではわからなかったことが見えてきたと話していた。ウェザーニューズのサイトの既存会員の中心となる、30～40代男性の利用を見込むほか、韓国旅行など、韓国に興味を持つユーザーからの利用も期待できるとしている。 ただし、天気関連のコンテンツは基本的には全てのユーザーがターゲットになる。そう語った石橋会長は、自動翻訳サーバーの開発によって、コミュニティの言語に関する問題は克服したと話した。ただ、国民性などテイストの違いについては「やってみなければ分からない部分」とし、「やってみればわかるし、経験でわかることもある。日本と韓国で違うこと理解することが楽しくなるのではないか」と続けた。
■ ＵＲＬ ニュースリリース http://weathernews.com/jp/c/press/2008/080731.html （津田 啓夢） 2008/07/31 17:56 | ||||||||||||||
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