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グランドデザイン＆カンパニーとモディファイは、iPhoneに最適化したマーケティング事業で提携し、iPhone向けのモバイルソリューションを提供していくと発表した。 グランドデザイン＆カンパニーは、モバイルマーケティングや実店舗のコンサルティングまで手掛けており、iPhoneを活用したマーケティングやEコマースを展開する。モディファイは、Webアプリケーションやインターフェース開発などiPhone向けの技術開発を担当する。 31日には都内で記者向けに発表会が開催され、モディファイの担当者からiPhone向けソリューションの戦略が語られた。 ■ iPhoneで世界進出も容易に
林氏は、日本でのiPhone発売以降、自身がiPhoneについて取材を受けた回数や、1週間で248回というiPhoneのテレビメディアへの露出回数を示し、iPhoneが大きく注目を浴びている様子を紹介。行列でも話題になったソフトバンク表参道の発売日の様子を振り返るとともに、欧米各国でも店舗前に行列ができていた様子を紹介して、「iPhone現象は日本だけでなく世界で起こっている」とした。 同氏は、iPhoneのプラットフォームで世界進出も容易になっているとし、モディファイにアドバイザーとして参加することについても「世界に打って出る企業を助けたいという思いから」と語った。 iPhoneでは「iPhone用のWebアプリが重要になる」と語る林氏は、パソコン向けをそのまま表示するのではない、iPhoneの画面や操作方法に最適化したサイトの重要性を指摘する。また、ホーム画面に登録すればアプリと同じ感覚でアクセスできるiPhoneのインターフェースにより、Webアプリケーションがさらに手軽に使えるものになっているとし、モディファイのiPhone向け既存サービスの活用方法を示しながら「情報の獲得からアクションまで、短くなるのがiPhoneのWeb2.0」と紹介した。
■ 大きな存在感を感じている グランドデザイン＆カンパニー 代表取締役社長の小川 和也氏は、iPhoneは従来のモバイルマーケティングの中に含まれるとするものの、iPhone特有の要素にどうやってアプローチしていくかが課題であるとし、「iPhoneには大きな存在感を感じている。ケータイ、iPhone、PCで、すべて違ったアプローチが必要になる」とiPhoneに最適化したマーケティングの重要性を語った。同氏はモバイルマーケティングにおける、デザインやサイト構成と、リアルの店舗などを絡めたマーケティング、の二つの要素のうち、デザインやサイト構成において、モディファイと提携して事業を進めていくとした。
■ 独自の操作に対応することが必要
同氏はiPhoneの特性として、パソコンより画面が小さいことやFlashに対応していないこと、タブブラウザでないことなどを挙げ、「モバイル版のSafariに最適化することや、タップ・フリップといった独自の操作に対応することがiPhone向けサービスでは必要になる」とする。また、同社の「MODIPHIエンジン」を利用することでサイト内の全文検索やメンテナンス性の高いサイトが構築できるとし、サイト上でブックマークすると友人にすぐにメールを送信できるような仕組みもバイラルマーケティングを支援する仕掛けとして紹介された。 現在は製品紹介やカタログサイトなどを想定してクライアント向けに提供し、「SNSのようなものや、将来的にはGPSを絡めたマーケティングツールも考えている」と今後もiPhone向けの技術開発に取り組んでいく方針を明らかにした。
■ ＵＲＬ グランドデザイン＆カンパニー http://www.gd-c.com/ モディファイ http://modiphi.co.jp/ （太田 亮三） 2008/07/31 15:12 | ||||||||||||||||||||
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