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「あなたはどっち？究極の選択」は、「人生におけるさまざまな局面で迎える、もしくは迎えるであろう『選択』」を2分以内の映像作品として募集した動画コンテスト。映像はパソコンや携帯電話で投稿し、大賞は100万円かハリウッド旅行、入賞は50万円か沖縄旅行などを選択する。 作品応募総数は183作品。このうち20作品が本選に選出され、大賞と入賞各1作品、特別賞3作品が選ばれた。なお、作品動画はコンテストのサイトで閲覧できる。審査はサイトを通じた一般投票と審査員投票で行われた。 その結果、大賞は、人気投票トップの「欲望に生きた男～クライシス風味～」、入賞は「世界浮気見破りグランプリ」がそれぞれ受賞。「欲望に生きた男～クライシス風味～」は、妻に浮気がばれ、携帯電話のメモリ削除を求められた男の“究極の選択”をコミカルな調子で描いたもの。入賞の「世界浮気見破りグランプリ」は、浮気者の彼とその彼女間で、はたして浮気が隠し通せるか？ という一場面を格闘技中継風に展開させた作品。 審査員の樋口尚文氏は、2分間という制約の中、すばらしい作品があったと語り、「世界の中心で愛を語るなんて2分でいいじゃん、と思えるような作品もあった。今回のコンテストは、NECにとっては携帯電話のハイテクな未来、すばらしさをアピールする狙いがあったと思うが、上位の作品はケータイと浮気など、ケータイのある世界をパロディにしたものだった。クリエイティブなものは不健康じゃないと面白くない」と話した。 40年間携帯電話を持ったことがないという石井竜也氏は、明日からでも是非持ってみようと思うと語り、「こった映像よりも自分の体温で作ったものがいい。ノリで作ったようなものがいい」と話した。 8月2日に自身の映画「スカイ・クロラ The Sky Crawlers」の封切りを控えている押井守氏は、「映画として評価した」と語った。同氏は「映画なんてそそるものが映っているか、誰かに見せる、映しがいのあるものを撮るのがいい。大賞の作品はキャスティングが良くて、演出にすきがない」と評価した。さらに、映画について「2分間も120分も関係ない。2分の作品を作ろうとしてつきつめると30秒ぐらいになってしまうかもしれない。足りなくなった1分30秒の先に自分の考えをこめればいい」と語っていた。
■ ＵＲＬ あなたはどっち？究極の選択 http://filmo.tv/cp/nec/ ■ 関連記事 ・ NEC、N906i/N906iμのテレビCMに玉木宏・橋本麗香を起用 （津田 啓夢） 2008/07/29 20:16 | ||||||||||||
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