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NTTドコモ九州は、同社の携帯電話基地局が雲仙天草国立公園に無許可で設置されていることが分かったとして、基地局を撤去することを決めた。
ドコモ九州では、2006年より鹿児島県出水郡長島町平尾地区に携帯電話基地局を設置していた。6月13日、この基地局に対して環境省から「雲仙天草国立公園の区域内ではないか」と指摘を受け、ドコモ九州が調査を開始。国立公園内に無許可で設置されていることが判明した。
ドコモ九州の広報部の説明によれば、ドコモでは基地局建設にあたって、事前に確認作業を行っていたとのこと。このため、今回の環境省からの指摘は寝耳に水であったという。「(ドコモに)公園区域の誤認があった。認識が甘かった」(広報部)とコメントしており、該当基地局の撤去については自主的に行なうとしている。
なお、基地局撤去に伴う周辺のサービスエリアへの影響については、「影響を与えないようにしていきたい」と話すのみで、具体的なところは検討中としている。基地局の設置には数千万円がかかっており、撤去にも同等のコストがかかるものとみられる。撤去の時期についても検討中とコメントしている。
雲仙天草国立公園は、国内初の国立公園である雲仙国立公園に、天草地域が追加される形で現在の名称となった。長崎・熊本・鹿児島の3県にまたがり、総面積は2万8279ha。
■ URL
お知らせ
http://www.docomokyusyu.co.jp/info/notice/20080627_a_1.html
(津田 啓夢)
2008/06/27 15:28
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ケータイWatch編集部 k-tai@impress.co.jp
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