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ウィルコムは、2007年7月のPHS端末の割賦販売導入に伴い、割賦販売債権の流動化による資金調達を行なった。今回調達した100億円は運転資金に使われる。
ウィルコムでは、PHS端末の購入代金を一括払いか24回の分割払いで購入することで、割引やサポートが受けられる「W-VALUE SELECT」を導入している。通常、端末販売によるウィルコムの収入は、24回払いによって将来に渡って入ってくる形になるが、今回の資金調達では、この分割払いの債権を元手として100億円を得た。
ウィルコムでは、格付会社であるムーディーズやR&Iより高格付を取得したことで、低金利な資金調達を実現したとしている。発行市場は国内ABS市場、国内ABL市場。
調達資金は運転資金に充当されるが、「運転資金が足りないわけではない」(同社広報部)とのこと。同社では、債権を流動化させることで、割賦販売によって寝かせていた資金を活用していきたい考え。100億円を得たことで「より潤沢な資金で柔軟に展開できる」としている。
■ URL
ニュースリリース
http://www.willcom-inc.com/ja/corporate/press/2008/06/25/
(津田 啓夢)
2008/06/25 16:47
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ケータイWatch編集部 k-tai@impress.co.jp
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