KDDIと沖縄セルラーは、月額利用料が割安な「シンプルコース」を6月10日に改定し、新たな料金プラン「新シンプルプラン」7種類を提供する。6月10日以降は、シンプルコースを選ぶと、W61Sと3日発表の夏モデルを購入する際、端末代金を分割払いできるようになる。
■ 新シンプルプラン
|
新シンプルプランの概要
|
現在auでは、端末代金を21,000円割り引きして、auポイントが付与される2年契約の「フルサポートコース」と、端末代金の割引やauポイントの付与、契約期間の設定がないものの月額利用料が割安な「シンプルコース」を提供している。
6月10日からは「シンプルコース」が改定され、これまでの2種類の料金プランの代わりに7種類の料金プランから好みのプランを選ぶことになる。新たな料金プランは「新シンプルプラン」と呼ばれ、月額1,961円(誰でも割適用時980円)のプランSSシンプルから、月額14,070円(誰でも割適用時7,035円)のプランLLシンプルなどが用意され、いずれもフルサポートコース向けのプランより割安になっている。
新シンプルプランを契約すると、利用料に応じて加算されるマンスリーポイント、1年ごとに加算されるアニバーサリーポイント、一定額を超過するたびに加算されるプレミアポイントが付与されるようになる。なお、現在のシンプルコースを契約しているユーザーは、そのまま継続利用することも、新シンプルプランへ変更することもでき、auポイントも付与されるようになる。
auでは、2008年11月ご利用分から「シンプルプランL」「シンプルプランS」「WINシングル定額において、封書での請求書発行を有料化する予定だったが、今回の改定発表にあわせて有料化を取りやめるとしている。「シンプルプランL」「シンプルプランS」は10月31日に新規受付を終了する。
■ 端末代金の分割払い
|
シンプルコースで割賦販売を導入
|
6月10日からは、シンプルコース契約時に端末代金の割賦制度が導入される。従来通りの一括払いに加えて、12回払い、24回払いが選択できるようになる。端末代の分割分は基本利用料と合算して支払い、支払期間中であっても全額精算できる。
対象機種は、発売済みの「Cyber-shotケータイ W61S」のほか、6月3日に発表された夏モデル12機種。ただし、沖縄セルラーの地域では「W61S」のみ分割払いの対象外とされる。
端末代金にauポイントを充当することもできるが、どの程度充当するかは、端末代金の分割払いを申し込む時に決め、支払期間中の追加充当はできない。
割賦制度を利用するには口座振替かクレジット払いが条件となる。端末代金を全て支払う前に機種変更や解約する場合は、残金をそのまま分割で支払うか、一括で支払うことになる。なお、分割払いできるのは、最大2台分まで。
■ シンプルコース向け「紛失時安心サービス」も改定
あわせてシンプルコース向けの「紛失時安心サービス」が6月10日付けで改定される。
改定後は、保証期間が1年から2年に延長される。また、紛失後に端末を購入する場合の補償額は従来5,250円(安心ケータイサポート会員は10,500円)だったが、改定後は、6,000円(安心ケータイサポート会員は18,000円)となる。
このほか、フルサポートコースでの解除料は、2009年2月1日より改定される。フルサポート契約期間が1~6カ月目、7~12カ月目の解除料は、これまでどちらも18,900円だったが、改定後は1~6カ月目は21,000円、7~12カ月目は16,800円となる。
■ URL
ニュースリリース
http://www.kddi.com/corporate/news_release/2008/0603i/
■ 関連記事
・ au、2008年夏モデル12機種を発表
(関口 聖)
2008/06/03 12:19
|