日本レコード協会は、加盟各社が集計した2008年第1四半期(1月~3月)の有料音楽配信売上実績を発表した。
有料音楽配信のうち、携帯電話向けの実績を見ると、携帯向け音楽配信全体の販売数は1億1,090万3,000回(前年比104%)、売上高は199億7,700万円(前年比126%)となった。
内訳を見ると、着うた(Ringtunes)の販売数は5,112万6,000回(前年比84%)、売上高は58億7,500万円(前年比87%)で減少傾向にあるが、メロディコールや待ちうたなどのRingback tunesの販売数は2,260万1,000回、売上高は18億7,600万円(前年比147%)、着うたフル(シングルトラック)の販売数は3,443万2,000回(前年比148%)、売上高は114億100万円(前年比158%)と、前年を上回る結果となった。
このほか、携帯向けの音楽ビデオの販売数は242万回(前年比100%)、売上高は6億8,800万円(前年比139%)。着信メロディなどを含む「その他コンテンツ」の販売数は32万5,000回(前年比37%)、売上高は1億3,600万円(前年比83%)となっている。また、聴き放題のサブスクリプションも売上高が明らかにされており、前年比121%の1億900万円に達している。
パソコン向けと携帯向けをあわせた有料音楽配信の売上高は、前年同期比128%の224億6,300万円となっている。
■ URL
ニュースリリース
http://www.riaj.or.jp/release/2008/pr080529.html
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(関口 聖)
2008/05/29 11:37
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