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ドコモ永田氏、「906iと706iでユーザーの声に応える」
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NTTドコモは27日、2008年夏モデルになる906iシリーズと706iシリーズ、合計19機種の発表会を開催した。
■ 退任直前の中村社長が登場
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ドコモの中村社長
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まず最初に代表取締役社長の中村維夫氏が登壇し、挨拶した。
同氏は「先日、新ドコモ宣言を発表したが、その具体的な取り組みの1つとして、オールラウンドな動画ケータイである906iシリーズ、個性派スリムデザインの706iシリーズを発表する。サービス面では、ホームUやポケットUを用意したほか、これからは本格的なケータイ動画(携帯電話向け動画コンテンツ)の時代であり、多様化するニーズに応える。今回のラインナップは夏商戦向けで、6月1日より順次発売する。幅広い層に使ってもらえるよう開発しているが、1つ1つ堅実・着実に取り組み、ユーザーに満足してもらえる企業を目指す」と語った。
他キャリアの新機種発表会では企業のトップが新機種発表会に登場することは珍しくないが、ドコモの発表会で社長自ら登場するには稀なケース。とは言え、中村氏は挨拶を5分程度で終えると、いつの間にか姿を消し、質疑応答の場にも登場することはなかった。
■ ユーザーの声に応える製品作り
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ドコモ永田氏
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906iシリーズと706iシリーズ、新サービスについては、執行役員 プロダクト&サービス本部 プロダクト部長の永田清人氏が登壇し、プレゼンテーションをスタート。
まず同氏は、「2,700万もの電話が当社のコールセンターにかかってくる。その中には、ボタンの小ささや機種変更後のメニューの分かりづらさ、通話の聞き取りにくさなどを訴えている声がある。今回は、それらの声に対して3つの“アンサー”で応えたい」と述べ、ユーザーからの意見を元に製品開発を行なったと説明する。
3つのアンサーとは、使いやすさに配慮した706ieや防水ワンセグ、ウェルネスケータイなどを揃える706iシリーズ、905iをベースに機能拡充した906iシリーズ、そして複数の動画サービスで構成される「ドコモ動画」となる。
永田氏は「ワンセグを見たいが小さなボディのケータイを望む声、もっと使いやすいものを求める声に対して706iシリーズを用意した。また906iシリーズでは、デコメアニメを提供し、相手とやり取りする際にアニメそのものを送れる。災害用に備えた地図アプリも用意し、複数機種共通のメニューであるダイレクトメニューではメーカーの垣根を越えた使い方ができる。また、906iシリーズでは全てGSM、ワンセグに対応し、ラインナップ強化を求める声に応えた」と述べた。
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3つのアンサーを紹介する永田氏
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“ドコモ動画”とは、iモーションやMusic&Videoチャネルのほか、iアプリを使った動画サービス、WMV再生など複数の動画関連機能をまとめて指し示す言葉として今回登場した。永田氏は「ユーザーによっては、携帯電話の動画と言えばテレビ電話と言う人もいるし、ワンセグを示す人もいる。当社の調査によれば携帯電話での動画利用意向は高く、潜在的なニーズがある。これに応える形で動画コンテンツを強化する」とした。
質疑応答の際、永田氏は「ボタンサイズが小さいと指摘する声は、これまで機能優先からデザイン優先に切り替えてやってきた結果、犠牲になったものだろう。906iシリーズと706iシリーズでは、ユーザーからの声のうち、早く解決しなければいけない点を取り上げた。中には2年ほど時間をかけてきたものもある」と述べ、ユーザーからの声を反映した商品開発を進めてきたことをアピールした。
■ URL
NTTドコモ
http://www.nttdocomo.co.jp/
■ 関連記事
・ ドコモ、906i/706iシリーズ全19機種を発表
(関口 聖)
2008/05/27 21:08
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ケータイWatch編集部 k-tai@impress.co.jp
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