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GSM対応、通話も聞き取りやすいAQUOSケータイ「SH906iTV」

SH906iTV
 「SH906iTV」は、3.3インチ液晶を搭載し、サイクロイド機構を採用したシャープ製“AQUOSケータイ”。基本機能は、同時に発表された「SH906i」と同等だが、ワンセグなど動画視聴に注力したモデルという位置づけで、AQUOSケータイとしては初のGSM対応モデルとなる。6~7月発売予定。

 約3.3インチのフルワイドVGA、NewモバイルASV液晶ディスプレイを搭載し、1,677万色表示に対応。液晶のバックライトにも高演色バックライトと呼ばれる明るく色が際立って見えるものが採用されている。説明員は、大画面とシャープの培ってきた液晶技術による映像をアピールしており、試しにフルーツの待受画面を表示させたところ、たしかに一般的な携帯電話向けの液晶ディスプレイよりも発色が良いと感じた。ガラスと液晶面を吸着させる技術によって、余計な光の反射が少ない点もきれいに見えることに繋がっているようだ。

 型番に「TV」とある通り、ワンセグ関連の機能が大きな特徴となっている。15fpsの映像を30fpsで再生する技術が搭載されているほか、ドルビーモバイル(DOLBY MOBILE)も用意されており、ステレオイヤホン利用時には音響技術「Virtual 5.1ch」で、臨場感を向上させている。サブディスプレイは約0.8インチのモノクロ有機ELとなる。

 また、SH906iと同じく「光TOUCH CRUISER」を搭載する。決定キーの部分に光学式センサーが埋め込まれており、方向キーと同じように操作できる。NEC製の一部端末では、決定キーにニューロポインターが採用されているが、光TOUCH CRUISERは光学式のニューロポインターといった印象で、指先よりも指の腹で画面上の矢印カーソルを操作する。

 サイクロイドスタイルと「光TOUCH CRUISER」を利用して、横画面による専用メニューが利用できる。ワンセグを視聴しながらメールなど各機能を利用することも可能となっている。またBluetooth機能で、ワイヤレスでBluetoothキーボードや音楽再生などが利用できる。

 SH705iIIで採用されていた通話関連機能として、人の声を強調する「エンハンス機能」、周囲の雑音や周囲の声を抑える「ノイズリダクション機能」、エコーやハウリングを防ぐ「エコーキャンセル機能」の3つの機能と2つのマイクを組み合わせた「トリプルくっきりトーク」に対応する。通話時に相手の声を聞き取りやすくなるほか、相手の音声速度をゆっくりとしたものに調整する「スロートーク」機能もサポートされている。

 さらに、通話ボタンなども大型で見やすいものが採用されている。こうした使いやすさなどへ配慮した機能でもわかる通り、今回のAQUOSケータイは若者層だけでなく、ミドル層も取り込もうとする意図がうかがえる。説明員によれば、2008年は北京オリンピックも控えており、ミドル層もワンセグを使うことが想定されているため、きれいな画質でワンセグが楽しめる環境を用意したという。


 このほか、文字入力の予測変換にはSH906iと同様にShoin6を搭載。シャープ製端末ではこれまで、のぞき込み防止機能としてベールビュー液晶を採用してきたが、今回のSH端末ではベールビュー液晶にも新たな機能が搭載され、ベールビューのアニメーション表示に対応した。これまでのベールビュー液晶は、左右から液晶画面を見た場合に、白っぽく画面が見えた上に格子状の模様が表示された。今回のSHシリーズでは、この模様に肉球が大きくなったり小さくなったりするアニメーション機能などが追加された。

 主な仕様は以下の通り。ワンセグやおサイフケータイ、フルブラウザなどに対応し、GPS機能は搭載されない。下り3.6MbpsのHSDPA方式のほか、GSM方式もサポートする。AF機能付きの約320万画素カメラを搭載し、8GBまでのmicroSDHCカードに対応。大きさは51×115×19mm、重さは約143g。連続待受時間は約555時間、GSMで約290時間、連続通話時間は約200分、GSMで約170分。ボディーカラーは、Black、Silver、Pinkの3色展開となっている。


Black

Pink

Silver


■フォトギャラリー



URL
  ニュースリリース
  http://www.nttdocomo.co.jp/info/news_release/page/080527_00.html


(関口 聖, 津田 啓夢)
2008/05/27 15:30


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