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日立、電話を使った10カ国語自動音声翻訳サービス

 日立製作所は、携帯電話・固定回線電話などから利用できる自動音声翻訳システム「Mobilingual(モバイリンガル)」の試験サービスの提供を開始した。日本語から英語、韓国語など10カ国語への翻訳を行なえる。

 Mobilingualは、所定の電話番号(03-5333-3324)に電話をかけ、そこで何語に翻訳するか、どんなフレーズを翻訳するかなどを音声で指示すると、翻訳結果を音声で得られるという自動翻訳サービス。翻訳元は日本語だけだが、翻訳先としては英語、中国語、韓国語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、ロシア語、スペイン語、ポルトガル語、ヒンズー語の10カ国語に対応する。音声通話ができるすべての電話から利用できるが、日立では主に携帯電話からの使用を想定している。

 同サービスでは旅行会話を中心とした1734種の文例からマッチングし、結果を出力する。翻訳時の文章解析や出力時の音声合成は使用せず、日立では主に音声認識技術のフィールドテスト的に今回の試験サービスを提供する。日立では今回の試験サービスで、どのような語彙がどのくらいの精度で認識されたか、などのデータを収集し、認識精度の向上を目指す。

 同社では音声認識技術を利用した自動翻訳サービスを、2002年の日韓共催ワールドカップ時に何らかの形で提供したいとしているが、現時点では具体的なサービス内容は決まっていない。

 なお、日立では韓国語と日本語に限定した同様の自動音声翻訳システムを三星総合技術院と共同で開発し、昨年11月から今年1月にかけて試験提供した。今回も基本的に同様のサービス内容だが、結果出力時に三星総合技術院が開発した音声合成システムは使われておらず、日立単独の試験サービスとなっている。


・ モバイリンガル
  http://koigakubo.hitachi.co.jp/mobilingual/


(白根 雅彦)
2001/04/27 15:19

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