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欧州の旅客機内、携帯電話が利用可能に

 欧州委員会(The European Commission)は7日、欧州連合(EU)エリア内を飛行する旅客機の中で携帯電話を利用できるようにすると発表した。2008年中の実現が見込まれている。

 旅客機内での無線通信は、安全運行の観点から世界的に禁止されている。しかし今回、EUでは、ビジネス用途や個人用途でのニーズが高いとして、安全性に配慮した上で機内での携帯電話サービスを許可することにした。既にフランスなどで試験サービスが開始されている。

 発表によれば、乗客が持つ携帯電話は、機内のネットワークに接続した後、衛星経由で地上のネットワークに接続する。これにより、伝送に必要なパワーは低いレベルに抑えられ、旅客機の運行に関わる機材や地上の携帯電話ネットワーク設備への影響を排している。

 機内の携帯電話サービス向けライセンスはEU加盟国の航空会社ごとに与えられる。たとえば、スペインやフランスでライセンスを取得した場合、その企業の旅客機がドイツやハンガリー上空を通過するという場合、追加ライセンスや手続きは必要ない。なおサポートする通信方式はGSM方式(1800MHz)で、3Gについては、今後ニーズが高まればサポートされる可能性がある。

 料金について、欧州委員会では「旅客機内の携帯電話サービスは、商用化に向けた検討も行なわれていない初期段階であり、EUのローミング規則は地上のネットワークのみ規定したもの。欧州委員会としては、料金水準と透明性を注意深くチェックしていく」とコメント。また、情報通信部門を担当するReding委員は、「透明性があり、革新的な料金設定を期待する」としている。



URL
  プレスリリース(英文)
  http://europa.eu/rapid/pressReleasesAction.do?reference=IP/08/537&format=HTML&aged=0&language=EN&guiLanguage=en
  今回の発表にかかるFAQ(英文)
  http://europa.eu/rapid/pressReleasesAction.do?reference=MEMO/08/220&format=HTML&aged=0&language=EN&guiLanguage=en


(関口 聖)
2008/04/08 19:18


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