電気通信事業者協会(TCA)は、2008年2月末時点の携帯電話・PHSの契約数を公表した。
2月の携帯電話契約の純増数は、3カ月連続で20万件を超えたソフトバンクモバイルが22万8,100件で1位となった。2位のKDDIは20万1,200件で、内訳はauが24万9,800件の純増、3月末でサービス終了を迎えるツーカーが4万8,700件の純減を記録した。NTTドコモは4万3,700件、イー・モバイルは4万2,800件の純増となった。
第3世代携帯電話は、NTTドコモが49万7,100件、ソフトバンクが44万9,000件、auが26万3,000件、3Gのみのイーモバイルは前述の純増数と同じ4万2,800件となった。
携帯電話のインターネット接続サービスでは、EZwebが14万9,800件、Yahoo!ケータイ13万9,000件、NTTドコモが2万7,100件のそれぞれ純増を記録した。
なお、プリペイド(料金先払い)式のサービスでは、ドコモやソフトバンクは純減となる中、auが顕著な数値を示しており、8万2,100件の純増を記録した。2月のauの純増数のうち1/3がプリペイド携帯だったことになる。過去のプリペイドの実績では、2007年11月に1,100件の純増、12月に2万3,600件の純増、2008年1月に4万1,800件の純増と増加傾向にある。auは2月にプリペイド携帯の0円キャンペーンを展開していた。
PHSでは、ウィルコムは2万9,200件の純減。割賦販売の浸透やテレビCMなどにより、12月と1月は純増となったウィルコムだが、再び昨年11月と同じ全国で純減となってしまった。
このほか、MNPを利用した契約数を各社が明らかにしている。1位はソフトバンクで3万5,500件のプラス。KDDIは3万800件のプラスで、内訳はauが3万2,400件のプラス、転出のみのツーカーが1,700件のマイナス。ドコモは6万6,400件のマイナスとなった。
【携帯電話:各グループごとの加入者数および総計】
事業者 |
純増数 |
累計 |
NTTドコモ |
43,700 |
53,214,000 |
KDDI |
201,200 |
29,838,700 |
ソフトバンク |
228,100 |
18,042,300 |
イー・モバイル |
42,800 |
281,300 |
総計 |
515,800 |
101,376,300 |
【第3世代携帯電話:各グループごとの加入者数および総計】
事業者 |
純増数 |
累計 |
NTTドコモ |
497,100 |
43,077,400 |
au |
263,000 |
29,134,100 |
ソフトバンク |
449,000 |
13,205,300 |
イー・モバイル |
42,800 |
281,300
|
総計 |
1,251,900 |
85,698,100 |
【携帯電話:インターネット接続サービス契約数】
事業者 |
純増数 |
累計 |
iモード |
27,100 |
47,856,900 |
EZweb |
149,800 |
25,090,800 |
Yahoo!ケータイ |
139,000 |
14,819,800 |
総計 |
315,900 |
87,767,500 |
【PHS:各グループごとの加入者数および総計】
事業者 |
純増数 |
累計 |
ウィルコム |
-29,500 |
4,597,000 |
総計 |
-29,500 |
4,597,000 |
■ URL
ニュースリリース
http://www.tca.or.jp/japan/database/daisu/yymm/0802matu.html
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(津田 啓夢)
2008/03/07 15:43
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