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KDDI研、近距離無線「ZigBee」密集時の混雑回避技術

 KDDI研究所は、近距離無線規格「ZigBee」に対応した機器が1カ所に数多く集まった場合、混雑を回避して安定した通信を実現する、輻輳回避技術を開発した。

 「ZigBee」は、Bluetoothのように短いエリアをカバーする無線通信技術。Bluetoothよりも通信速度は遅いが、消費電力が少ないことなどから、センサーや家電、携帯電話に搭載して、無線で繋げて個人向けネットワーク(PAN)を実現する技術として期待されている。

 KDDI研究所では、「たとえば健康状態をモニターするセンサーを持ち歩き、携帯電話とセンサーをZigBee経由で接続していたとしても、通勤ラッシュ時の電車内のように狭いエリアに多くのユーザーがいると、ZigBeeの通信は混雑し、データ送受信を失敗したり、通信の遅延が増えてしまう」として、総務省から委託された「ユビキタスネットワーク制御・管理技術の研究開発」の一環として、ZigBeeの混雑を回避する技術を開発した。

 仕組みとしては、携帯電話が周囲の状況を常時チェックして、もし混雑するような状況になってくれば、周囲の機器と通信の時間帯を自動調整して混雑を回避する。シミュレーションでの評価結果では、従来技術であれば1カ所に50以上のPANが存在すると通信品質が劣化してしまうが、新技術を用いれば400程度のPANが存在しても安定した状態で通信できるという。



URL
  プレスリリース
  http://www.kddilabs.jp/press/detail_88.html


(関口 聖)
2008/02/26 13:08

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