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【 2009/06/26 】
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携帯フィルタリング利用率は小学生で57.7%、総務省調査
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ドコモ、スマートフォン「T-01A」を28日より販売再開
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ソフトバンク、コミュニティサービス「S!タウン」を9月末で終了
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ソフトバンク、ブランドキャラクターにSMAP
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カシオ、携帯での閲覧にも対応した画像変換ソフト
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テレビ朝日、iモードで動画配信「テレ朝動画」を開始
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ファーウェイ、東京に「LTEラボ」開設
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SoftBank SELECTION、iPhone 3GS向けケース3種発売
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「G9」の文字入力に不具合、ソフト更新開始
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アドプラス、iPhone 3G向けコンバージョンレンズ
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イー・モバイル千本氏、「ありえない」サービスをアピール
イー・モバイルの音声サービスの発表会には、同社の代表取締役会長兼CEOの千本倖生氏や、代表取締役社長兼COOのエリック・ガン氏らが登壇した。
このほか来賓として、端末供給メーカーであるHTCのCEOであるピーター・チョウ氏、東芝の常務取締役で、同社モバイルコミュニケーション社のカンパニー社長である岡本光正氏らも出席した。
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千本氏「日本を世界一のケータイ国家にしたい」
千本氏
冒頭、千本氏より音声サービスへの意気込みが語られた。同氏は、イー・モバイルについて、「日本で初めて本格的に完全定額制のモバイルブロードバンドサービスを導入した」とアピールし、他社に先駆けて下り最大7.2Mbpsの展開していると語った。
千本氏は、既存のユーザーが日本の携帯電話サービスに満足しているのか? と疑問を投げかけた。従来の携帯電話事業者は電話サービスが基本となるため、電話の基本料が必要となるとし、「通話を安くするために高い電話料金を払う必要がある」と述べた。
また、「今のケータイの料金はきわめて複雑怪奇。本当に十分に理解して納得してユーザーが使っているのか? よくわからないまま必要にせまられて使い、結果的に何万円という請求書に愕然とする」と話した。
同氏は音声サービスに向けて1年かけて考えてきたという。「これまでの料金体系を一気にくつがえす圧倒的にお得な料金プラン。電話基本料を無料とし、基本料という敷居を完全に取り払う」と強く語った。また、今回の利用料について、「ひと目で安いのがわかる。歴史的な、革命的なありえないサービスを提供する。真の意味で国際競争力に打ち勝つため、日本を世界一のケータイ国家にしたい」とも話した。
なお、今回のイー・モバイルの音声サービスは、電話に関する基本料こそ無料ではあるが、2段階制のデータ通信料などが必須となるため、待受専用として利用した場合でもイー・モバイルに支払う総額が0円になるものではない。
ケータイプラン
既存の携帯電話に疑問を呈す
3つのメガとく
電話サービス
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テレビCMは「ジョークです」
千本氏の力のこもったスピーチの後、報道陣に今回のリリースが配布され、その間、新しいテレビCMが紹介された。現在放送中のイー・モバイルのテレビCMに登場している猿が引き続き登場し、安さをアピールする一方、会場をざわつかせたのはソフトバンクモバイルのテレビCMに登場している、お父さん役の白い犬とそっくりな白い犬が登場した場面だった。千本氏が「これはジョークですからね」と語ると、会場に和やかなムードが漂った。
なお、テレビCMの楽曲は従来通り、「ありえな~い~♪」と歌っている楽曲。この楽曲はテレビCM用のオリジナル楽曲で、曲名もそのものずばり「A-RI-E-NAI」だという。
テレビCMでお馴染みの猿
白い犬が登場
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カバーエリアについて
ガン氏からは、音声対応の2端末が紹介された。同氏は、HTC製の「S11HT」の愛称をずっと悩んでいたと語り、先週の木曜日に「EMONSTER(イーモンスター)」に決めたと語っていた。
また、イー・モバイルのエリア展開については、現在自前の通信網が50%程度だが、これを6月末までに70%まで拡大するとした。それ以外のエリアはドコモとのローミングエリアとなるが、全体で人口カバー率は95%程度になるとした。
また、カバーエリアを不安する声に、大都市において90%以上をカバーできるため、問題ないとの認識を示した。このほか、1台目の需要もさることながら、特定の人と音声通話を行ないたい携帯電話の2台目需要にも期待している点が語られた。
ネーミング
S11HT
価格目安
H11T
価格目安
人口カバー率
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質疑応答
質疑応答では、おサイフケータイなどの採用について問う声があったが、千本氏はおサイフケータイなどが日本特有の技術であり、世界で通用しないもの突っぱねた。しかし、今回発表された端末では、東芝製の端末がワンセグに対応しており、ドメスティックな放送サービスもサポートしている。
イー・モバイルが今後、ドメスティックな技術やサービスと、グローバルに通用する技術やサービスのどちらに重点を置くのか? この点を千本氏に聞くと、千本氏は日本のメーカーの現状を説明した。同氏は、日本のメーカーが多くの開発費用をかけて1機種を作り、そのためにメーカーが疲弊してしまっているとした。
こうした状況が国内メーカーが海外にうまく進出できない要因とし、世界に打って出るために、日本の市場だけを見て端末展開するのは得策ではないとの見解を示した。今回のラインナップでは、「S11HT」が海外で販売実績のあるグローバルなモデルとなり、「H11T」については、国内のローミングにも対応した「日本的な高品質な端末」と表現していた。
なお、「S11HT」は国内のローミングに対応しておらず、現時点ではイー・モバイル網専用モデルとなるが、千本氏は、同社の通信網が大都市はほぼカバーしており、ユーザー層から考えてほとんど不便を感じないと語っていた。
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URL
イー・モバイル
http://emobile.jp/
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(津田 啓夢)
2008/02/25 21:05
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