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発表会では、冒頭にノキア・ジャパン 代表取締役社長のタイラー・マクギー氏が挨拶。同社は世界シェア約40％で1位を獲得しており、世界ナンバーワンの携帯電話メーカーであることを紹介した。 続いて、ノキア・ジャパン マーケティング部 マーケティングマネージャーの岡崎 一史氏より、ノキアの具体的な実績やNM705iの紹介が行なわれた。同氏からは、2007年のノキアのワールドワイドでの実績が紹介され、販売台数は約4億3,700万台、デジタルカメラ搭載端末は約2億台、ミュージックプレーヤー機能搭載端末として約1億4,600万台が販売されたことを紹介した。また、1日の平均の生産台数は約150万台と、世界シェア1位を誇る同社の規模の大きさをアピールした。 NM705iについては、キーコンセプトとして「スタイル」「デザイン」を挙げ、「アクセサリーのようにあなたにフィットする」「あなたの感性にフィットする」といったコピーを紹介。ターゲットは20～30代の女性で、「自分の感性にこだわるおしゃれな人々」とした。 同氏はNM705iの3つのポイントとして、「洗練されたヨーロピアンデザイン」「GSMと3G対応によるワールドワイドでの利用」「重さ89gでコンパクト」の3点を挙げたほか、オリジナルの待受画面や待受画面に設定できるショートカット機能、2.5mmのイヤホンジャックの搭載、英和・和英の辞書機能など機能面にも言及した。プロモーションでは、本体の外周に配置されたシルバーフレームをモチーフに広告展開が行なわれることを紹介し、Webコンテンツの展開や携帯向けサイトでのゲームアプリの提供なども予定しているとし、購入者特典として、抽選で100名にシルバーアクセサリーがプレゼントされるキャンペーンも明らかにした。 同氏は「ぜひ、NM705iに期待して下さい」と述べ、会場の報道陣や周辺に集まった一般客に向けてNM705iをアピールした。 ■ 知花くらら「お洒落だとワクワクした気分になれる」 発表会ではこの後、ショースタイルでNM705iを紹介した。空港や外国での夜のパーティといったシチュエーションをイメージし、次々とモデルが登場。ハンドバッグから手軽に取り出せるNM705iのコンパクトさや、カメラ機能で手軽にスナップショットを撮る様子が紹介された。ショーの中では、ゲストとして2006年のミス・ユニバース世界大会で2位となった知花くららが登場。トークショーでは、美しさを保つ秘訣として「マラソンのトレーニングにハマっています。外を走るのは気持ちいいですよ」と空いた時間で運動を始めたことを明らかにした。 NM705iについては、「すごく小さいですね。パーティー用のクラッチバッグにも入ってすごくいいと思います」とコンパクトなボディが気に入った様子で、デザイン性についても「女性はカバンの中に忍ばせるアクセサリや小物が大好き。ケータイもお洒落だとワクワクした気分になれると思います」とした。一方、メールの利用については「絵文字を使うのが苦手なんです」と意外な一面を覗かせたほか、音楽については「いつも持ち歩いています。携帯で音楽が聞けると便利ですね」と携帯の音楽再生機能にも期待を寄せていた。
■ 継続して、革新的なコンセプトを市場に投入し続ける ノキア・ジャパンのタイラー・マクギー社長は、発表会後に報道陣の質問に答えた。ワンセグ、おサイフケータイへの対応については、「ノキアとして、市場の反応を注視してきたい。現在、おサイフケータイやワンセグの対応端末は増えているが、利用率はそれほど高くはないと考えている。今後も引き続き、それらが将来的にノキアの端末に付加価値を加えるものになるのか、見極めていきたい」とし、検討課題としながらも積極的な対応が見送られている現状を明らかにした。日本市場におけるシェア拡大のキーワードを問われると、「ユーザーの要求や声に耳を傾けること、キャリアとの協力を密にすること、継続して革新的なコンセプトを市場に投入し続けること」を挙げた。 日本市場の中で目指すポジションについては、「日本市場では、ノキアとして現実的な目標を掲げている。長期的な目標は、グローバルで達成している実績を日本市場でも達成すること。しかし、日本市場でノキアというものを確立するにはまだまだいろいろ、やらなければならない。日本市場は変化しつつあり、買い方も変わってきている。そういった場面において、日本のメーカーにはない革新的な端末を投入していく機会があるだろう」との見方を示した。 新しい販売方法の浸透や、関係省庁でも検討中の、日本市場での“SIMロックフリー”端末登場の是非について問われると、「分離プランの導入は市場とユーザーにとってプラスになる。端末の価格と通信料について透明性が増し、正しい情報を得た上で端末を選択できる。流通関係者からは、端末のみの購入者が以前より増えているとも聞いており、日本のユーザーも（この施策を）好んでいるのではないか。これにより、ユーザーは、自分が購入している端末の価値がどれほどのものなのか、正しく認識できるようになる」とした。 SIMロックフリーの端末については、「端末を買い替えずにキャリアを変更できるのは、ユーザーにとってプラスになるだろう」とする一方、「唯一の懸念は、日本のキャリアのサービスプラットフォームと切り離して展開しても市場での意味は薄いという点」と指摘し、キャリアの提供するサービスプラットフォームと端末が強く結びついた日本市場において、SIMロックフリー端末の存在の難しさを暗に示唆した。 ■ ショーの様子
■ NM705i
■ ＵＲＬ ノキア・ジャパン http://www.nokia.co.jp/ 製品情報（NTTドコモ） http://www.nttdocomo.co.jp/product/foma/705i/nm705i/ 製品情報（ノキア） http://www.nokia.co.jp/phones/nm705i/ ■ 関連記事 ・ ノキアのスタンダードモデル「NM705i」 （太田 亮三） 2008/02/06 17:46 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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