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KDDIと全国FM53局、全局同時にライブ番組を生放送

発表会場には全国53局の制作担当者が集った
 全国FM連合に加盟するFM局全53社とKDDIは、FMチューナー搭載の携帯電話の普及を目的としたキャンペーン「Meet the Music 2008」を実施する。ライブ番組が全局同時に生中継で放送され、ライブ会場にはリスナーも招待される。

 今回実施されるキャンペーンは、FMチューナー付き携帯電話の普及など、新しいFM聴取スタイルの拡大を目的に、全国のFM局が協力して1つの番組を制作し、全局同時に生放送を行なう。放送予定日時は3月23日19時~20時。地上デジタルラジオは対象外。

 この日のための特別番組は、「全国民放FM53局&KDDI present 桑田佳祐アコースティックライブ in 石垣島」。桑田佳祐による一夜限りのアコースティックライブとなり、抽選でリスナー・レポーターとして108名が石垣島の会場に招待される。リスナー・レポーターは、FMチューナー付き携帯電話か、パソコンから応募できる。


ライブ放送の告知ポスター キャンペーンの概要

自宅外での聴取が拡大、さらに大きくプロモーションを

エフエム東京 代表取締役会長の後藤 亘氏
 24日には都内で発表会が開催され、同キャンペーンについて説明が行なわれた。エフエム東京 代表取締役会長の後藤 亘氏は、2,000万台を超えるというFMチューナー付き携帯電話の普及に触れ、FMの自宅外での聴取が5年前と比べて拡大している傾向を指摘。「FMの場合は自宅外の聴取が積極的に行なわれており、FMケータイとの関連が非常に大きい」との見方を示した。同氏はまた、「聴取体験をさらに大きくプロモーションしていきたいと考え、面白いことをやろうと企画した」と特別番組のきっかけに触れるとともに、「FM局単独よりも、みんなで力を合わせてラジオ復活の大きなエネルギーになることを嬉しく思っている」と述べて、全国のFM局が一丸となって取り組んでいく姿勢を明らかにした。


エフエム東京 執行役員 編成制作局長の黒坂 修氏
 エフエム東京 執行役員 編成制作局長の黒坂 修氏からは今回のキャンペーン実施に至る経緯が紹介された。黒坂氏は、FMケータイの普及や携帯電話向けサイトの連動など、音楽を中心にさまざまな楽しみ方ができるようになっているとした上で、「もっともっと注目してもらうために、キャンペーンを強化すべきとの意見で一致した」とし、「昨年は人気作家の小説を人気アーティストが朗読するコンテンツを提供したが、ビッグアーティストのコンサートを53局で生放送し、応募はFMケータイでできたらすごいね、という話がはじまりだった」と企画のきっかけを紹介。「ビッグアーティストは桑田佳祐さんで一致した。各局にそれぞれ選曲方針はあるが、桑田さんは選曲方針を超えた存在。どうしても出演して頂きたいとお願いした」と出演アーティストが自然と桑田佳祐に決まったという経緯も明かされた。

 会場が石垣島となった理由については、桑田佳祐が石垣島を非常に気に入っているとのことで、またライブを行なったことがなく、「ワクワクした鼓動、新鮮な雰囲気を伝えられるのではないか、ということで決まった」という。


アミューズ 上席執行役員の相馬 信之氏
 桑田佳祐が所属する事務所であるアミューズの上席執行役員 相馬 信之氏は、「非常に光栄だと思っている。リスナーが手軽に音楽を楽しんでもらえる機会が増えており、今までお世話になっているFM局と、これからもいい関係を築いていくためにも、石垣島でのライブがいいものになるよう努力していきたい」とライブ実施への意気込みを語った。

 会場には桑田佳祐からのボイスメッセージも届けられ、その中で「新しい音楽を教えてくれるのは、いつもラジオでした。ラジオに出演する立場になりFM放送はミュージシャンとリスナーを結びつけてくれるメディアであるとあらためて実感しています。家のラジオやカーラジオ、携帯電話についているFMラジオで、南の島からの生中継をぜひ聴いてみてください」とのコメントを発表している。


KDDI コンテンツ・メディア本部 メディア推進部長の神山 隆氏
 KDDI コンテンツ・メディア本部 メディア推進部長の神山 隆氏は、「auはモバイルミュージックを牽引してきた。音楽配信の市場は成長しており、音楽ソフト市場全体として成長している」と音楽ソフト市場が着うたなどにより成長を続けているとアピール。「思いがけなく出会い、嗜好性の広がる音楽体験メディアとして、FMは重要。各局により携帯サービスで検索されている楽曲は異なり、新たな出会いが生まれていると確信している」と語るとともに、FM対応端末の音楽サービスを紹介した。「放送と通信が融合したような提供をしているのがFMケータイ。ある意味でテレビより先を行っている。ライブの時間はテレビを消してFMに耳を傾けてもらえれば素敵だと思う。このライブを楽しんでもらいたい」と、当日の生放送に対する期待を明らかにした。


シングルCDを補う形で配信の売上が増加 「EZ・FM」「着うた」「LISMO」「うたとも」という流れを紹介


URL
  ニュースリリース
  http://www.kddi.com/corporate/news_release/2008/0124a/


(太田 亮三)
2008/01/24 19:32

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