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NTTドコモとKDDIは、未成年のiモード/EZwebの利用に際して、アクセス制限(フィルタリング)サービスを強化する。
■ NTTドコモ
ドコモでは現在、「キッズiモードフィルタ」「iモードフィルタ」「時間制限」の3つのアクセス制限サービスを提供している。これらの普及促進に向けて、2月1日より、20歳未満の未成年名義で新規にiモードを契約した場合、親権者が不要と申告しなければ自動的に「キッズiモードフィルタ」を適用する。
また、成人名義で新規でiモードを契約するユーザーに対しても、3月3日より申込書に「未成年者利用確認欄」を設ける。利用者が18歳未満で不要申告がない場合に「キッズiモードフィルタ」が適用される。
18歳未満の未成年者名義で既にiモードを利用しており、「キッズiモードフィルタ」や「iモードフィルタ」を適用していない場合、事前に一定の期間を設けた上で親権者に利用意向の確認をとる。8月以降順次実施される予定で、2月からドコモのWebサイトや請求書の同封物で案内される。
なお、アクセス制限を適用せずに成人契約でiモードを利用しているユーザーは、利用者が18歳未満の場合に自ら申告する必要がある。
■ au
KDDIおよび沖縄セルラーでは、EZweb公式サイト内の青少年向けコンテンツのみ利用できるアクセス制限サービス「EZアクセスサービス」を提供している。2月1日から開始されるアクセス制限サービスの強化策により、ドコモとほぼ同様の制限が設けられる。これに伴って、従来の「EZ安心アクセスサービス」の名称が「EZ安心アクセスサービス 接続先限定コース」に名称が変更される。従来通り、PCサイトビューアーにはアクセス不可となる。
未成年者(20歳未満)が新規にEZwebを契約する場合、親権者に「EZ安心アクセスサービス 接続先限定コース」の利用意向を確認し、利用しないとの意思表示がない限り適用される。成人名義で契約した端末を18歳未満の未成年が利用する場合についても、親権者の意思がない限り適用される。
また、18歳未満で「EZ安心アクセスサービス 接続先限定コース」を適用していない既存ユーザーに対しても、請求書の同封物やダイレクトメールなどで通知し、親権者の意思確認が行なわれる。一定期間を経て不要申告がなされない場合は、6月以降順次「EZ安心アクセスサービス 接続先限定コース」が適用される。
このほか、アクセス制限サービス「EZ安心アクセスサービス 特定カテゴリ制限コース」が3月6日より新たに追加される。同サービスでは、ネットスターが提供するURLデータベースのうち、違法性のあるものやアダルト、出会い系サイトや掲示板などのコミュニケーション、ギャンブルといった特定カテゴリに属するサイトへのアクセスを制限するもの。
無料で利用可能で申し込みが必要。WEZ WIN/EZwebmultiコースで利用できる(21CA/W21CA II/W31CA/W31Tを除く)。
■ ケータイ教室も拡充
今回の施策は、総務省が昨年12月に要請した、未成年のアクセス制限機能の原則義務化によるもの。ソフトバンクは1月9日にすでに対応策を発表している。
ドコモとKDDIでは、携帯電話やインターネットを安全に利用するための啓発活動として、学校などを対象にケータイ教室を実施しており、こうした取り組みも拡充していく方針だ。
■ URL
ニュースリリース(NTTドコモ)
http://www.nttdocomo.co.jp/info/news_release/page/080115_00.html
ニュースリリース(KDDI)
http://www.kddi.com/corporate/news_release/2008/0115a/index.html
ニュースリリース(ネットスター)
http://www.netstar-inc.com/press/press080115.html
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・ 青少年の携帯・PHS利用、フィルタリング機能を原則義務化
(津田 啓夢)
2008/01/15 16:18
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ケータイWatch編集部 k-tai@impress.co.jp
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