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NTTドコモがiモード端末上で動作するJavaアプリケーションを作成するための仕様書を公開した。仕様書はPDF形式で公開されており、同社のホームページから無償でダウンロードできる。
iモード端末向けのJavaの仕様は、J2ME(Java2 platform, Micro Edition)のCLDC(Connected Limited Device Configuration)をベースに独自に開発されたもので、J-フォンが来年上期に発売するJava端末で利用できるJavaプログラムの仕様「MIDP(Mobile Information Device Profile)」との互換性は保証されない。
ドコモのJava仕様の特徴は、「スクラッチパッド」と呼ばれるデータ保存領域が端末内部に設けられているところや、i-メロディやi-アニメ(アニメーションGIF)の再生がサポートされているところ、一定時間毎にアプリケーションを自動起動する機能を備えているところなど。
なお、作成できるJavaアプリケーション(JARファイル)の容量は1つにつき最大10KBまで、スクラッチパッドの容量は最低5KBと規定されているほか、対応端末はJARファイルとスクラッチパッドの数はそれぞれ最低3つ以上保存できるようになっている。
ドコモでは、来年初頭にもこのJava仕様に対応した503iシリーズの製品を発売する見通し。
■ URL
iモード対応Javaのスペック(NTTドコモ)
http://www.nttdocomo.co.jp/i/java.html
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・ J-フォンのJava端末はMIDPベース
(湯野 康隆)
2000/12/26 15:14
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