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楽天とビットワレット提携、Edy利用で楽天ポイント付与

ビットワレットの眞鍋氏(左)と楽天の三木谷氏(右)
 楽天とビットワレットは、ネットとリアルの融合による共同マーケティング分野での包括提携に向けて、基本合意に達したと発表した。提携の第1弾として、おサイフケータイを利用してビットワレットの電子マネー「Edy」で買い物をすると、楽天のポイントプログラム「楽天スーパーポイント」が付与される新サービスを2008年夏にも開始する。

 来夏開始の新サービスでは、楽天が開発する携帯アプリ「楽天アプリ(仮称)」をおサイフケータイ対応端末ににダウンロードし、リアル店舗においてEdyで支払うと、「楽天スーパーポイント」が徐々に貯まっていく。アプリの利用料は無料だが、ポイントの料率などの詳細は検討中としている。

 楽天の代表取締役会長兼社長の三木谷浩史氏は、「楽天市場は、世界でも非常に少ないインターネットのショッピングモールの成功例。その成功の1つの要因がポイントプログラムだった。国内信販を買収してクレジットカードとネットショッピングを融合させるなど、これまでいろいろなアライアンスを組んで“楽天経済圏”を広げてきた。楽天スーパーポイントの使える場所が拡大したが、今回の提携はさらにそれを大きく広げるもの。約60,000の楽天店舗に、約70,000のEdy対応店舗、会員はそれぞれ3,000万以上となっている。ビットワレットとの提携関係を深めていきたい」と語った。

 楽天は、ネットに強い楽天市場とリアル店舗に強いEdyが組むことで、高いシナジー効果が得られるとしている。「楽天アプリ(仮称)」の提供によって、今後、楽天会員のアプリ利用が進むと見ており、60兆円市場とも言われる小額決済の市場において、ユーザーは楽天スーパーポイントが獲得できるようになる。なお、ポイントの原資となる資金は、ビットワレット側が負担して楽天に支払うことになる。

 また、ビットワレットの代表取締役社長の眞鍋マリオ氏は、ネットとリアルの融合は避けては通れないとした。現在、Edyの発行数は3,520万件で、このうち約680万件がおサイフケータイによる利用となっている。眞鍋氏は今後、携帯電話からの利用がさらに拡大すると予測。今回の提携をきっかけに、「次の成長の方向性を見いだしていきたい」と述べた。

 なお、両社の今後の関係について、資本提携の可能性は「計画にはないが、今後の検討次第で可能性はある」(楽天 楽天市場事業戦略本部副本部長 安房正浩氏)とのこと。Edyと楽天市場との連携は排他的なものではないとしており、楽天では、Suicaなど他の電子マネーとの連携についても検討するとしている。対応アプリはまず、NTTドコモ向けに提供され、順次、ソフトバンク向け、au向けのアプリが投入される予定。


提携の目的・ねらい Edyの店舗分布と、楽天会員の分布は似ているという

提携第1弾 クーポンサービス

ポイントサービスのねらい 連携の意義

携帯ならではのサービスを検討中 Edyの拡大


URL
  ニュースリリース
  http://www.rakuten.co.jp/info/release/2007/1210.html


(津田 啓夢)
2007/12/10 19:02

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