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auの「W53SA」、メールや防水機能などに不具合

W53SA
 KDDIおよび沖縄セルラーは、三洋電機製のCDMA 1X WIN端末「W53SA」に複数の不具合が見つかったとして、不具合を修正するソフトウェアの配布を開始した。対象端末のユーザーは、ネットワーク経由で更新できる「ケータイアップデート」を利用する。

 今回の不具合は以下の3点となる。

 1つ目は、添付ファイルつきのEメール送受信データをmicroSDカードに移動またはコピーした場合、メールが正常にコピーされないというもの。microSDカード側に添付ファイルと同名のデータがある場合に発生する可能性があり、メールの移動中に事象が発生すると、データが復旧できなくなる。

 2つ目は、「W53SA」の防水性能に関するもの。同端末では、IPX5/IPX7クラスの防水機能が搭載されているが、海水に浸すなど、真水・常温の水道水以外の液体をかけたり浸したりすると、まれにヒンジ部分が発熱する可能性がある。ケータイアップデートを行なうことで、こうした発熱に至る症状が予防できるという。

 最新版のソフトウェアには、携帯電話の発熱を検知する機能が追加され、発熱が見つかると端末の電源がOFFになる。再度電源を入れると故障が発生した旨がアナウンスされ、auショップで修理するよう求められる。

 なお、発熱の事象は海水に浸したり、砂浜で落としたりすることで発生する場合があるが、KDDI側では防水機能の取扱対象外の利用として、製品自体には問題がないとしている。W53SAの取扱説明書には、真水・常温の水道水以外がかからないように使用するよう記載されている。

 3つ目は、プッシュ配信型の情報配信サービス「EZニュースフラッシュ」の更新時(自動更新や再設定時)に電源がリセットする場合があるというもの。音楽機能「au Music Player」で音楽再生直後に電源キーを押した場合、その後のEZニュースフラッシュの更新時に発生する可能性がある。なお、事象が発生してもデータが壊れたり、消失したりすることはないが、ケータイアップデートを行なうまではEZニュースフラッシュは更新されない。

 このほか、最新版ソフトウェアには細かい修正なども含まれる。現在、店頭で販売されている端末は、契約回線の開通時にケータイアップデートを行なう必要がある。

 「ケータイアップデート」は、メニュー画面の「基本設定」→「ユーザー補助」から機能を呼び出せる。実行するとまずはアップデートが必要かどうか確認され、更新ファイルのダウンロードが行なわれる。更新作業にかかる時間は最大10分間で、その間は端末の操作や電話の発着信はできない。更新日時を指定できる予約機能も用意されており、更新にかかる通信料は無料となる。



URL
  お知らせ
  http://www.au.kddi.com/seihin/information/detail/au_info_20071121.html

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(津田 啓夢)
2007/11/21 12:27

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