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富士通、PCサイトカバー率90%以上の組込ブラウザ
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ソフトウェア事業本部 組込みソフトウェアテクノロジ部 部長の長田格氏
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富士通は、組込機器向けのソフトウェア群「Inspirium」(インスピリアム)の一つとして、携帯電話向けのWebブラウザ「Inspirium HTMLブラウザ V3.7」を開発した。11月14日よりベンダー向けに出荷される。
携帯電話からいわゆるフルブラウザを用いてパソコン向けのサイトを閲覧した場合、携帯電話本体のCPUパワーやメモリ、画面の狭さなどの問題により、正常に表示できないことがある。今回発表された「Inspirium HTMLブラウザ V3.7」では、この問題が大幅に改善されており、パソコン向けのサイトのコンテンツカバー率(正確に表示できる割合)は、従来バージョン(V3.5)の60%から90%以上に高められているという。
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デモ画面。従来バージョンでは表示が崩れていたサイトも正常に表示できるようになっている
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同社では、携帯電話のディスプレイがVGAサイズへと進化を遂げ、HSDPAやCDMA 1xEV-DO Rev.Aなどの高速通信環境が整備されつつある状況下、今後Webブラウザの利用機会がさらに増加することを見込む。ただ、同社 ソフトウェア事業本部 組込みソフトウェアテクノロジ部 部長の長田格氏は、「フルブラウザが本格的に利用されるようになるには、パケット定額サービスのさらなる値下げが必要だろう」と語る。
このほか同社は、カーナビやATM、家電製品などでの利用を想定した「Inspirium 音声合成ライブラリ V3.0」と、著作権保護機能を強化したデジタル家電向けの「Inspirium HomeNetworkライブラリ V2.0」(旧「PnPライブラリ」)もあわせて発表している。これらの内容は、11月14日からパシフィコ横浜で開催される「Embedded Technology 2007 組込み総合技術展」で披露される予定。
■ URL
ニュースリリース
http://pr.fujitsu.com/jp/news/2007/11/8.html
(湯野 康隆)
2007/11/08 12:32
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ケータイWatch編集部 k-tai@impress.co.jp
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