電気通信事業者協会(TCA)は、2007年10月末時点の携帯電話・PHS契約数を発表した。ソフトバンクは純増数で首位を維持する一方、PHSのウィルコムは再び純減を記録している。
10月の純増数は、15万8,600件でソフトバンクモバイルがトップ。KDDIは13万3,800件の純増で、内訳はau単体で16万6,000件の純増、ツーカーが3万2,200件の純減。NTTドコモは9月と同水準で3万9,100件の純増となった。
第3世代携帯電話では、ドコモが75万5,800件、ソフトバンクが43万8,500件、auが18万2,400件の純増。インターネットサービスは、EZwebが13万9,700件、Yahoo!ケータイが9万7,000件、iモードが1万1,400件の純増。
PHSでは、ウィルコムが2万3,100件の純減となっている。同社は8月に1万3,900件の純減を記録し、9月はプラス300人とわずかに純増に戻していたが、10月は2万件を超える純減に転落した。同社広報部は、「割賦販売のW-VALUE SELECTを10月から本格的にスタートし、キャンペーンも開始した。しかし浸透までに時間がかかり、10月の数字には反映できていない。早期に浸透を図り、純増に戻していきたい」とコメントしている。
ドコモのPHSは2万3,800件の純減。PHS全体も4万6,900件の純減で、累計は490万8,900件となっている。
MNPを利用した契約数は各社が明らかにした。転入と転出を差し引きした各社の結果は、ドコモが7万500人のマイナス、auが5万7,500人のプラス。転出のみで転入を受け付けていないツーカーは2,800人のマイナスとなり、KDDI合計では5万4,700人のプラス。ソフトバンクは1万5,700人のプラスとなった。
【携帯電話:各グループごとの加入者数および総計】
事業者 |
純増数 |
累計 |
NTTドコモ |
39,100 |
52,980,800 |
KDDI |
133,800 |
29,350,900 |
ソフトバンク |
158,600 |
17,211,100 |
イー・モバイル |
-- |
122,300 |
総計 |
331,500 |
99,665,100 |
※イー・モバイルは四半期ごとの集計
【第3世代携帯電話:各グループごとの加入者数および総計】
事業者 |
純増数 |
累計 |
NTTドコモ |
755,800 |
40,798,400 |
au |
182,400 |
28,423,100 |
ソフトバンク |
438,500 |
11,355,000 |
イー・モバイル |
-- |
122,300 |
総計 |
1,376,700 |
80,698,800 | ※イー・モバイルは四半期ごとの集計
【携帯電話:インターネット接続サービス契約数】
事業者 |
純増数 |
累計 |
iモード |
11,400 |
47,770,400 |
EZweb |
139,700 |
24,706,300 |
Yahoo!ケータイ |
97,000 |
14,303,500 |
総計 |
248,000 |
86,780,200 |
【PHS:各グループごとの加入者数および総計】
事業者 |
純増数 |
累計 |
ウィルコム |
-23,100 |
4,622,400 |
NTTドコモ |
-23,800 |
286,500 |
総計 |
-46,900 |
4,908,900 |
■ URL
電気通信事業者協会(TCA)
http://www.tca.or.jp/
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(太田 亮三)
2007/11/07 15:36
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