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グーグル、「Googleモバイル」の新たなサービスを解説

グーグル グループプロダクトマネージャーの徳生 健太郎氏

国内でのサービス例
 グーグルは、携帯電話向けの検索サービス「Googleモバイル」の新たなインターフェイスと拡充されたサービスを19日より提供している。23日には都内で記者向けに説明会が開催され、新たらしいモバイル向けサービスの機能などが解説された。

 説明はグーグル グループプロダクトマネージャーの徳生 健太郎氏から行なわれた。同氏はモバイルを取り巻く環境の変化として3つのポイントを挙げる。一つ目は、携帯端末の世界的な増加とデータ通信の拡大。二つ目は、サーバーの高性能化に伴いサーバー処理を基本にサービス展開する「クラウド・コンピューティング」の進化。三つ目は、携帯電話からの検索数の世界的な増加。

 同氏はこれらモバイル検索を取り巻く環境の変化を踏まえた上で、携帯向けならではの開発が必要とし、iPhone用やBlackBerry用といったすでに提供を開始しているインターフェイスと同様に、携帯電話ならではの検索方法の必要性を訴える。また、「世界中のパートナーとの提携はこれからも続けていく。キャリアと提携して提供できる価値もある」として、「au one」での取り組みを紹介し「我々だけではできなかった価値を提供できる」とキャリアと連携するメリットも紹介した。


新たなUIが提案されたGoogleモバイルのトップページ
 国内で新デザインとなって提供が開始されたGoogleモバイルについては、2001年、2005年と変更してきたユーザーインターフェイス(UI)をさらに大きく変更するもので、「ユーザーが本当に使いやすいUI」(徳生氏)を改めて追求するものになっている。

 具体的には、あらかじめ入力したり検索の課程で入力されたエリア情報が保存され、店舗やサービスを検索した際にもエリアが絞り込まれた関連検索リンクが表示される。エリア情報は履歴も残り、複数のエリア設定を手軽に使い分けることも可能になっている。また、乗り換え案内や地図、Gmail、ニュースといったグーグルの関連サービスへのリンクが設けられており、Googleモバイルのページが、Googleサービスの携帯向けポータルサイトとして機能するように設計されている。

 このほか検索結果では、携帯向けのチューニングとして、キーワードから検索ジャンルを推測し、画像検索の結果を表示したり、地図検索の結果を表示したりする。また、キーワードの正しいスペルの候補や、よく検索される関連スポットの表示といった機能も用意されている。

 徳生氏は、「まだまだ試みの第一歩。これからもユーザーの声を元に改善していきたい。パソコンからの移植だけではダメで、モバイルだからこそできるサービスの提供をずっと考えていきたい」と語り、モバイル向けサービスをさらに充実させていく意気込みを明らかにした。


検索キーワードからユーザーが望んでいる結果を推測する 関連検索やキーワードの修正候補も

 質疑応答の中で徳生氏は、Googleモバイルのニュースコンテンツにおいて、ニュース提供元企業がパソコン版と比べて少数に止まっている件について、「事実その通りで、携帯向けサイトは有料サイトが多いため」と語り、課題として今後も取り組むことを明らかにした。また、説明会に同席したグーグル ストラテジックパートナーディベロップメントのジョン・ラーゲリー氏は、「AdSense for Mobile」などモバイル広告を拡大していくことで、パソコン向けサイトのように広告収入による無料の携帯向けニュースサイトの拡大を後押ししていくと述べた。

 グーグルによる新たな携帯サイトのプラットフォームの提案や、“Googleフォン”提供の可能性について、徳生氏は米Apple スティーブ・ジョブズ氏の「ソフトウェアにシリアスになると、ハードウェアを手がけることになる」とする言葉を引用する一方、多くのユーザーがすでに持っている携帯電話向けに提供していくことがまず重要であり、新たなフォーマットの提案やハードウェアの開発・販売、そして普及は「ユーザーからすれば敷居が高い」との考えを示した。



URL
  Googleモバイル 案内ページ
  http://www.google.co.jp/mobile/
  Googleモバイル(携帯向け)
  http://mobile.google.jp

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(太田 亮三)
2007/10/23 21:18

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