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au、ハガキ作成から投函まで行なえる年賀状サービス

EZ ケータイPOST de 年賀状
 KDDI、沖縄セルラー、サミーネットワークスは、auの携帯電話で作成したはがきをそのまま郵送できる「EZ ケータイPOST」を開始する。第1弾として、11月29日~1月15日にかけて、年賀状作成・郵送サービス「EZ ケータイPOST de 年賀状」を提供する。

 「EZ ケータイPOST de 年賀状」では、au携帯電話を利用して、はがきの裏面デザインを作成し、はがきの送り先住所などを入力して送信すると裏表両面の情報が印刷されて郵便ポストに投函される。手軽に年賀状が送れるほか、年賀状を送りそびれた相手から年賀状が届いた際など、通勤途中に1枚から年賀状印刷おより投函までできる利便性もある。

 裏面のデザインはテンプレートや写真を使って作成できる。テンプレートは200~300程度用意され、半数以上が無料のテンプレートになる予定。コンテンツプロバイダーから提供を受けて、キャラクター入りのテンプレートなども有料で提供される。

 また、メールアドレスしか知らない相手にもはがきを送れる。「EZ ケータイPOST」からURL付きのメールが送信され、受信者がURLにアクセスして宛先住所などを入力すると、年賀状が投函される。その際、相手先には送信者のメールアドレスからメールが届く形になる。

 なお、URLを送った相手が自分の住所を入力すると、送信者側も入力した住所わかる。相手が住所を入力しなければ、1週間後に送信者側に年賀状が送れなかった旨が通知される。住所入力が完了した後にはがきの印刷および投函が行なわれるため、年賀状が送れなければ料金は発生しない。作成した裏面デザインは保存できる。年賀はがきが無くなり次第、通常はがきで送付される。

 今回のサービスは、サミーネットワークが申込受付およびはがき作成までのシステムを開発、マイアルバムが印刷を担当する。一部機種を除いてau端末で利用可能。

 利用料は、年賀状作成が無料、住所およびメールアドレスからの送信に1枚あたり157円(年賀はがきの代金含む)かかる。データを保存しておく場合は、保管料として月額105円、テンプレートが有償の場合は、テンプレートの利用料としてはがき1枚あたり30円程度必要になる。サイトには、公式メニューの「映像・画像・音声」からアクセスできる。


作成イメージ
送信イメージ

トップ画面 テンプレートを選択 カメラ付き携帯で撮影した画像を合わせる

写真はテンプレートを決まったところに挿入される メッセージと文字種類を選ぶ タイトル画像を選択

年賀状の送り方を選択。住所は直接入力のほか、アドレス帳に登録されているデータも使える 1度送った相手の住所は3日間は記録されている 一度に4通まで同時にメールが出せる。

メールアドレス宛に送る場合は、メールにメッセージが追加できる 相手側に届いたメール 年賀状を送る相手が自分の住所を入力。入力したデータは送信者側にも通知される

KDDI竹之内氏、新サービスをアピール

竹之内氏

利用シーン
 18日、今回「EZ ケータイPOST」について説明会が行なわれた。プレゼンテーションを行なったKDDIのコンシューマ事業統轄本部 コンシューマ商品企画本部 auサービス企画部長の竹之内剛氏は、auの今後の方向性として、ユーザーのライフスタイルに合わせたサービスを提案していくと語った。

 また、年賀状における現状を説明し、若年層を中心に年賀状離れが進んでいるものの、季節や行事の挨拶行なうといった文化は失われていないとした。年末年始のいわゆる「あけおめメール」など、手紙の文化はデジタル化して受け継がれており、「あけおめメール」が普及した理由として、より手軽にメッセージが送れる点をあげた。

 auでは、「EZ ケータイPOST」について、携帯メール感覚で年賀状が送れる利便性をアピール。竹之内氏は、「“送る”ではなく“贈る”。楽しく手軽に年賀状が作成できれば、贈る人も楽しい」と語った。メール文化に慣れた若年層の間でも、あけおめメールではなく、形に残る年賀状が届けばうれしいのではないかという。

 今回のサービスは、民営化したばかりの日本郵政グループとの連携も1つの目玉となっている。郵便事業はこれまで、携帯電話事業と同じく総務省の管轄だったものの、携帯電話が郵便事業と連携する機会は少なかった。日本郵政グループでは、民営化に向けてアピールできるものを求めており、竹之内氏は日本郵政との話し合いの中で「EZ ケータイPOST」が実現したと語った。また、同氏は、「民営化にあたって、NTTグループではなく日本郵政はKDDIを選んだ。民営化への強いアピールを感じる」と語っていた。KDDIと日本郵政では、「EZ ケータイPOST」のプロモーションを積極的に行なっていく方針。

 サービスは、10~20代のauユーザーをターゲットに展開される。12月25日までに申し込みが完了すれば元旦までに相手に届く。1ユーザーあたり数枚程度の利用を見込んでおり、今後コンテンツプロバイダーのが提供するテンプレートなども登場する予定だ。また、LISMOと連携してデジタルコンテンツに結びつける仕掛けなどにも期待ができそうだ。


民営化した日本郵便とKDDIが連携 コンセプト

サービス概要 引っ越し通知や海外から手紙を書くサービスなど、サービス拡大を図る


URL
  ニュースリリース
  http://www.kddi.com/corporate/news_release/2007/1018a/


(津田 啓夢)
2007/10/18 15:46

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