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新聞各紙が、NTTドコモとKDDIがそれぞれ携帯電話の通話料を現状よりも2~3割引き下げるという新料金プランを導入すると報じている。この件について、携帯電話各社からコメントを得た。
報道によれば、携帯電話の契約時に携帯会社から販売店に支払われるコミッション(販売奨励金)制度を廃止し、浮いたコストを通話料の値引きに充てる新料金プランが11月にも導入される見通し。端末価格と通話料の関係が不透明であるという批判に対して、透明性が確保されたプランだという。
これについてNTTドコモでは、「現状の販売モデルが時代にそぐわないという意見は認識しており、以前から販売モデルの検討は行なっている。ただし、現時点で決定されたことはない」とコメント。KDDIは、「まだ決まったことはない。決まり次第発表したい」とした。
ソフトバンクは「新スーパーボーナス」という端末の分割払いモデルを導入している。同社によれば、割賦契約で基本料が割引される新スーパーボーナスを、新規で契約するユーザーの9割が利用しているという。
なお、一部の報道では、通話料値下げの元手を確保するために、販売奨励金を廃止するとされたが、各社はこれについては懐疑的。総務省の研究会でも是非には踏み込んでおらず、一般的な商習慣として、販売奨励金はさまざまな業界で導入されている。例えば、ソフトバンクの「新スーパーボーナス」の場合でも、当然ながら販売奨励金は発生している。
■ URL
NTTドコモ
http://www.nttdocomo.co.jp/
KDDI
http://www.kddi.com/
ソフトバンクモバイル
http://www.softbankmobile.co.jp/
(津田 啓夢)
2007/10/03 14:02
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ケータイWatch編集部 k-tai@impress.co.jp
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