ソフトバンクモバイルとシーメンスは、業務用の機器に組み込むM2M(Machine to Machine)向けの無線通信モジュールとして、HSDPAや国際ローミングに対応した「HC28」を発表した。組込機器メーカーへはシーメンスが販売を行ない、日本国内ではソフトバンクモバイルの3Gネットワークを利用する。
「HC28」は、シーメンスが開発したM2M向けの無線通信モジュール。物流や決済端末、セキュリティ製品などさまざまな業務用装置への搭載が考慮されたもので、高速な通信方式に対応することで複雑なサービスの実現も可能にする。3Gでは国内外の3つの周波数帯に対応するほか、GSMの3つの周波数帯もサポートされる。3GはHSDPAにも対応し、モジュール本体にはUSBとシリアルのデータバスを搭載。音声通話、SMSもサポートされ、Windows XP、Windows Mobile 5対応のドライバも用意されている。