ソフトバンクモバイルは、首都圏の一部地域において、特定の条件を満たした状態で電話がかかってきた場合、サムスン製端末で、ディスプレイに着信番号が表示されない事象が発生することを明らかにした。
同社によれば、「東京都・埼玉県・千葉県・神奈川県のそれぞれ一部において、一部事業者のサービスから発信された番号が『通知不可』と表示される」という。これは、NTTドコモのサービス「マルチナンバー」による付加番号と、「2in1」のBモードの電話番号から電話がかかってきた場合に発生する。対象機種は705SC、706SC、707SC、707SC II、708SC、709SC、805SCの計7機種。
事象が発生したのは8月9日。発表まで1カ月半以上かかったことについて、ソフトバンクモバイルでは「最近、NTTドコモから連絡をもらい、事象が判明した」と説明。原因は調査中だが、事象発生時期にソフトバンクモバイルが交換機のソフトウェアを改修しており、それが原因との見方を示している。なお、他の機種については、今回の事象は発生しない。また他のエリアでも発生しない。
影響エリア内の対象端末数は約24万台。ただし、他のエリアへ移動した場合は本事象は発生せず、他のエリアから該当エリアに入った場合は事象が発生してしまう。同社では徐々に復旧作業を進め、10月5日に完全復旧する見通しだとしている。
【お詫びと訂正】
初出時、本文中で「『着信不可』と表示される」と記載しておりましたが、正しくは「『通知不可』と表示される」です。お詫びして訂正いたします。
■ URL
ソフトバンクからのお知らせ
http://mb.softbank.jp/mb/information/details/070928b.html
(関口 聖)
2007/09/28 21:41
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