|
|
|
ウィルコム、会社とPHS間の通話が定額となる内線ソリューション
|
|
|
|
|
|
WX220J-Z
|
ウィルコムは、オフィス内の電話とウィルコムPHS間の音声通話を定額で利用できる内線電話ソリューション「W-VPN」を提供する。10月下旬を目途に受付が開始される。
「W-VPN」は、企業内の内線交換機(PBX)とウィルコム網をダイレクトに結び、内線番号のまま、オフィスとウィルコムPHS間の音声通話が定額になる法人向けソリューション。専用のPHS音声端末が必要で、端末には内線番号が付与される。
ウィルコム網内であれば全国どこからでも内線番号で発着信が行なえるため、たとえば、社内から内線番号をダイヤルして、外出先のスタッフを呼び出す際も内線とPHS間の音声通話となるため、通話料は定額となる。
また、VPN内線機能に対応したウィルコムPHSが必要で、サービス開始時には日本無線製の「WX220J-Z」が用意される。端末は、VPN内線機能や事業所用コードレスシステム、W-OAM、管理者ロック機能などに対応。10月下旬に発売される。
ウィルコムでは今後、Advanced/W-ZERO3[es]などW-VPNに対応する端末を拡大する予定。広報部によれば、VPN内線機能を持つAdvanced/W-ZERO3[es]が提供されるのか、既存の端末をファームアップすることで利用できるようになるのか、詳細については決定されていないという。
このほか、導入する際には「W-VPN」対応のPBXも必要となる。「W-VPN」に賛同する企業のPBXに機能追加することで利用可能になる見込みで、大がかりな設備工事は必要ないとしている。賛同する企業は、岩崎通信機、NEC、NECインフロンティア、ネクストジョン、沖電気、パナソニック コミュニケーションズ、シスコシステムズ、日立コミュニケーションテクノロジー、東芝、日立製作所、ナカヨ通信機、富士通、日本アバイア。
費用は、PBX網とウィルコム網を結ぶ専用回線(BRI)が、BRI回線あたり月額5,250円、専用回線初期設置費用として、BRI回線あたり10,500円。W-VPNの内線オプション料が1回線あたり315円、初期登録費用が1,050円となる。このほか、「ウィルコム定額プラン」や「ウィルコムビジネスタイム定額トリプルプラン」への加入が必要。指定時間の通話が定額となる「ウィルコムビジネスタイム定額トリプルプラン」では、指定外の21時~翌1時までの通話料は30秒10円となる。
なお、サービス開始を記念して、導入費用が無料となるキャンペーンも実施される。9月27日~12月31日にかけて事前エントリーを行ない、2008年3月31日までに契約を完了した法人顧客を対象すると、BRIの初期設置費用10,500円と内線オプション登録費用1,050円が無料となる。
ウィルコムでは、PBXや関連機器を展開するメーカーなどと連携し、W-VPNを展開する。同社では、オフィスの電話とPHS網を融合させたFPC(Fixed-PHS Convergence)を実現させるとしている。
■ URL
ニュースリリース
http://www.willcom-inc.com/ja/corporate/press/2007/09/27/index.html
サービス案内
http://www.willcom-inc.com/ja/biz/service/wvpn/index.html
(津田 啓夢)
2007/09/27 15:23
|
ケータイWatch編集部 k-tai@impress.co.jp
Copyright (c) 2007 Impress Watch Corporation, an Impress Group company. All rights reserved.
|
|
|
|
|