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ウィルコムは、山形県の最上総合支庁、新庄市からの要請を受けて、新庄市の本合海地区にPHS基地局を建設すると発表した。
発表によれば、ウィルコムは山形県新庄市本合海地区において、高度化PHSによるモバイル情報通信環境の整備、およびサービス提供を行なうとしている。同地区では通信環境の整備が課題になっており、インターネットが利用できない学校など、特に教育面での課題が挙げられていた。
これまで同地区はウィルコムのサービスエリアではなかったが、同市などからの要望を受ける形でウィルコムが調査を行ない、同市の協力を得ながらサービス提供に向けて基地局などを建設することになった。学校でのインターネットの利用を主な目的として、まずは同地区内の2つの学校をカバーする基地局が建設され、2008年3月上旬に高度化PHS「W-OAM」のサービスが開始される見込み。
今回の基地局建設では、半径4~5kmと広範囲なエリアをカバーする30m鉄塔基地局が設置される予定。同社はこれまで、カバーエリアが狭い超小型基地局を多数設置するマイクロセル方式を推進してきたが、今回の広範囲なエリアをカバーする基地局は、同地区に適した選択としている。また、基地局回線は光IP化され、最大20Mbpsを実現する次世代PHSへの対応も視野に入れるとしている。
■ URL
ニュースリリース
http://www.willcom-inc.com/ja/info/07091801.html
(太田 亮三)
2007/09/19 15:01
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ケータイWatch編集部 k-tai@impress.co.jp
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